京都藪之下町の家

●設計事例の所在地: 
京都市
●面積(坪): 
52.05坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

林の中の雰囲気を醸しだす家

門を入ってからの玄関へのアプローチ。日々、樹木に囲まれた空間を楽しみながら移動できます。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

この家の近くに、建築主が大変気に入っている喫茶店がありました。
背の高い樹木に囲まれたその建物は、大きなトップライトの屋根越しに木々を望み、まるで林の中にいるかのような空間が魅力的で、また、家具やガラス戸は無垢の木材が使われた、落ち着いた趣を持っている喫茶店でした。
その雰囲気を家造りに取り込んでほしいというご主人のご要望を、生活空間の中での形に置き換えました。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

ご依頼前に、お母様の家の改築を手がけましたので、それを気に入っていただけたのだと思います。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

まず、林の中の雰囲気を醸しだすために、北の玄関ポーチの前にシマトネリコの大木を植えて、吹き抜けの大開口越しに見える樹木と南の庭との間に挟まれたご主人の書斎空間を作りました。
そして、デスク・本棚の上にもスリット状のトップライトを設えて明るさを加え、折れ戸を開ければ、玄関土間越しに、外部の庭と繋がる空間になるようにし、書斎が、まるで林の中にいるような、半外部的な場としてより強く感じられるように工夫しました。
さらに、庭に面した広いLDKのアイランドキッチンにはガゲナウのバーベキューグリルを入れ、庭の植物を眺めながら、室内でのバーベキューも楽しめるようにしました。
また、建物の内部仕上げは、床にはチークの無垢板、サッシは木製、壁も漆喰など、自然材料を主に使い、落ち着いた中にも、若い建築主の感性に合うような空間造りをしました。

依頼者の声: 

昨年いただいたメールの文から抜粋

『我が家は、おかげさまで4年?目に入りましたが、快適な自宅生活を過ごしています。今になって気づくデザインの良さや実用性を実感し、先生方にお任せしてよかったと思います。』

→私どもは、“四季折々の自然と共生する住まい”を基本テーマに、住まう方の個性が輝き、
「家に居るときが一番楽しくて、憩える」と感じていただける魅力的な住まいづくりを目指しております。
ご夫婦とも毎日お忙しい時間を過ごしておられるなかで、庭の樹木に囲まれ、毎日、アイランドキッチンのバーベキューグリルでご主人がビールのおつまみを焼きながら、奥様や、子供たちと共に晩酌を楽しまれているなど、家での生活をとても楽しんで過ごされているご様子を伺い、私たちの思いが実現されていることに、とても喜びを感じます。

その他の画像: 

設計者

ユーザー ARKSTUDIO一級建築士事務所 茶之木宏次+羽木みどり の写真
オフライン
Last seen: 1ヶ月 2週 前
登録日: 2012-07-24 10:23