郊外に佇む借景とアウトドア空間のある家。

●設計事例の所在地: 
奈良県吉野郡下北山村
●面積(坪): 
104.23㎡(31.52坪)
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

平屋のように見える二階建てのデザイナーズ住宅。
奈良県吉野郡の下北山村への移住。

郊外での自然の豊かさを満喫する
そんな暮らしを楽しむように
設計とデザインのご依頼を
いただいた住まいです。

開放的な風景を楽しむ事が出来る様に
周囲からの閉鎖ではなくて
あえて開放感を外側に向け
一体感のある風景が室内から眺められるように
窓とその枠組を調整しつつ
今迄の暮らしを全否定するのではなくて
少しアーバンスタイルでの暮らしも意識して
夜の時間の暮らしのシーンに
室内を楽しめるような
モダンでシンプルなイメージを
空間に表現しつつ
外側での暮らしを満喫出来る様に
リビングからの視覚的な一体感と
ウッドデッキからつながるアウトドアキッチンと
アウトドアダイニングンスペース
BBQ広場への物理的な動線
LDKのアイランド型キッチンからの
動き方も視野に屋外空間の使い方も
シンプルに表現しました。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

生まれ育った奈良県下北山村へ
神奈川県からの移住となり
慣れ親しんだ都市部での生活を
郊外で実現できる空間として
住まいを計画したいご希望。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

数社の設計事務所、建築家と直接面談し
3日後に直接お電話をいただき
山口先生にお願いしたいとお返事をいただきました。

詳しくお聞きしたところ、
皆は自分の話しや設計の得意なことを話していたが
私に関してはまた別の雰囲気があり
吸い込まれるように聞き入った事もあり
設計を含んだ人間性に魅力を感じ
面談時に話を聞いてるうちに「お願いしたい」と思ったそうです。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

地元下北山村の無垢材をリビングから続く
子供部屋の床材に採用。
子供の成長も記憶に残る仕上げに。

シンプルモダンに拘り、
内装扉が壁と一体化するように
神谷コーポレーションのフルハイトドアを採用。

徹底したシンプル化に
間接照明を用い、
空間に奥行きと立体感を程よく馴染ませるデザインに。

またリビング階段下の「アルコーブ」空間には
SOHO住宅のように
モートワークスペースも兼ねる
書斎カウンターコーナーを設け
一体化したLDK空間でも
個人の空間を併設する間取り提案に。

その他の画像: 

玄関周辺からリビングに続くウッドデッキ周辺

玄関をカラーモルタルで黒く仕上げシンプルなホワイトカラーが際立つデザイン

リビングアクセス階段と融合したシンプルなLDK

玄関ホールからの扉を開けると吹抜けで開放的なリビング空間

LDKにはアイランド型レイアウトでのキッチン配置でキッチンから開放的で居心地の良い借景での眺めをデザイン

キッチン背面の収納は空間全体に馴染むようにホワイトカラーで統一して家電が隠れるタワー型での採用と冷蔵庫の出っ張りもないように壁厚を調整し一体化を図る工夫を

リビング階段下部をくぼませてアルコーブとし、LDKと一体化を図りつつ個室のように使えるコーナーをデザイン

トイレ空間も統一感のあるシンプルモダンなアートが似合う空間に、用を足す場ではなく価値ある空間としての存在に

洗面脱衣室もバックヤードのような水回りの考え方ではなくて過ごし方に気持ちの良い空間となるように収納を隠し統一感あるシンプルなデザインで使い勝手も重視し広さを確保

黒いシンプルな外観から窓を通じて灯りが漏れる事で和のような風情が浮かび上がる工夫を提案

設計者

ユーザー やまぐち建築設計室 山口 哲央 の写真
オフライン
Last seen: 4日 2時間 前
登録日: 2012-07-24 10:27