老後も住み続けられる工夫

ユーザー 大島功市建築研究所 一級建築士事務所 大島功市 の写真

現在設計進行中の菅谷の家のお話をしたいと思います。
http://www.geocities.jp/ohkokk/sugaya.html

敷地100坪という中の建蔽率40%…40坪は確保できるため、当初クライアントには平屋をお薦めしていました。
これがまさしく老後も住み続けられる階段のない平屋だったのですが…
しかし…夜遅くなるご主人と早起きの奥様というお互いの生活時間帯を解決するために、プランを進めるうちに書斎と寝室を同一階に配置するのが厳しくなってきました。
そこでクライアントからの提案も加味して…1階にはLDK・寝室・水廻りを配置し、2階に書斎と子供室を配置した計画になりました。
2階にあまり大きくないボリュームをもってくるのは、そのためだけの階段が必要になるのでもったいないかなと思いましたが、将来的にも子供が大きくなったときの個室としての子供室にも意味が出て…落ち着いた書斎も確保でき結果的に良いプランになったと思います。

平屋の大きなボリュームにポコッと2階が乗っかったような…2つの箱が組み合わさったような…魅力的な外観にもなりました!

固定概念にとらわれることのない…老後も住み続けられる工夫のできた家になったのではないでしょうか…
来年頭には完成の予定です…そんな家を見学したい方はどうぞ(^^ゞ