木製デッキテラス

ユーザー ❨株❩アトリエ Y&R 栗城裕一 の写真

 木製デッキのテラスはタイルや石のテラスとは違って、その優しいやわらかい感じが魅力です。木の種類によってその表情も微妙に変わりますし、塗装色によってもだいぶ雰囲気は変わります。
 注意する点は、無垢材を使う場合にメンテナンスで裏側なども再塗装する必要があるので、メンテナンスの際になるべく面倒がないようにすることが必要です。またデッキの下の部分は土のままというのが多いと思いますが、念のために防草シートを敷いておき、地面を外側に向かって傾斜をつけて雨水の排水がしやすいようにするなどの細かい配慮が必要です。塗装は耐久性のある外部用のものを使います。リボス社のドノス、あるいはリボス社のものを少し改良したタヤエクステリア、あるいはシッケンズ、オスモ、キシラデコール、大谷塗料のヴァトンなどいろいろあります。また、比重の重い木で塗料がのらない、浸み込まないという樹種もあります。このようなものは塗装せずにそのまま使います。ジャラ、ピンカドなど、これもいろいろ出回っています。
 最近では、人工木材を使うことも多いようです。これも各メーカーで様々なものを出しております。
 テラスを木製デッキテラスにするのか、やや硬い表情のタイルなどにするのかは全体との調和、予算などで変わります。
 写真は、本体がツーバイフォー工法なので本体で使う所謂SPF材を使っていて、ドノスを塗っています。
和室との段差がなく、広い縁側のような趣です。