小屋裏物置 

ユーザー 桑原建築設計室 桑原 廣 の写真

住宅の収納スペースはいくらあっても足りません。しかし、床面積には、
限りがあります。昔の住宅は、床下、階段下、屋根裏等の使用出来る
スペースを自由に使っていました。そのため、天井高さが足りないのに、
居室として使用したり、窓等も無い部屋が造られたりしました。
建築基準法では、これらのスペースに規制をかけ、安全に使用出来る
ように考えられました。屋根裏の物置に対しては、その階の床面積の
1/2未満で、天井高さが1400㎜以下の要件を満たせば、居室では
ない収納として使用出来るようになりました。
(床面積として算入しない)又、窓等の開口部は原則として認められ
ません。換気扇、換気口等は、認められています。その他、細かな
規制がありますので、専門家と相談の上、計画することをお勧めします。
欧米では、屋根裏も居室として利用出来ることが多く、日本でも、
検討する価値があるのではないでしょうか?屋根裏を利用するため
には、階段が必要ですが、これにも規制があります。
階段は、固定ではなく、移動出来るものでなければなりません。
参考写真はハシゴで屋根裏に上がるものです。

屋根裏3畳