ブラケットライト

ユーザー ❨株❩アトリエ Y&R 栗城裕一 の写真

 照明の第4回として、今回は壁付き(ブラケットライト)の照明器具について書きます。この器具は、壁に取り付けて主に演出照明として使われます。所謂ベース照明としてではなく、補助的あるいは空間演出のために使うことが多いです。もちろん、ベース照明として使うこともありますが、それは照明効果を狙った演出を伴う使い方が多くなります。
 上の写真は、取り付け高さをご紹介するために載せました。床から1500mmの高さに取り付けてあります。多くは1800mmとか人の背の高さを考慮してぶつからないようにという発想で取り付け高さを決められることが多いですが、公共空間とは違って住宅の場合は少し低く取り付けると親密さと住宅らしい雰囲気が出てきます。人の目の高さくらいにすると、ぶつかることもありませんし、この写真の器具のように上下に明かりが出ていく器具の場合には、光源が目に入らずにとても感じの良いものになります。
 下の写真は、何台かまとめて取り付けることで一味違った独自の照明器具のような感じが出てきて、これも使い方としてご紹介したいものです。これは、次回のスポットライトのところでも複数台まとめて取り付ける効果をご紹介したいと思っています。