親の近くに子供世帯が暮らす【その1】
いろんな家創りをさせていただいていますが、
最近じわじわと増えてきているのは、
息子、娘夫婦が、両親の近くに暮らす家。
実は、年が明けてから、お問い合わせいただいている
中で、二組の方は、上記した内容の家なんです。
昨日、お問い合わせいただいた方(親)は、
今済んでいる場所に、息子さん御家族が移り住んでくる
予定があるので、相談に乗ってほしいとのこと。
詳しくは、後日伺うのですが、さらっと聞いた感じですと、
大きな敷地の中に、母屋と離れがあるそうで、
母屋をリノベーションするのか、離れをリノベーションするのか、
離れを解体して新築するのか、全て解体して二世帯住宅にするのか。
いろんな選択肢があるようです。
リノベーションなのかどうかは、別として、
両親の近くに住まう形をかんがえることが大事ですよね。
一番シンプルなのは、「近居」です。
親の暮らしている家の近くに、
別棟で、子世帯の家を建てる方法。
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実は、こちらの家は、そういった方法です。
別棟なので、子世帯の自由なデザイン、カタチが可能です。
(こんなとびきりモダンな家もできますよ)
しかも、棟がわかれているので、プライバシーはしっかり確保できます。
ただし。
しっかりと配置計画を考えておかないと、
リビングから見たら、両親の家が覗けてしまうなんて
ことになると、プライバシーを確保した意味がないですよね。
こちらの家では、家自体の向きを
変更してしまって、母屋側に窓をほとんど設けませんでした。
シンプルでよい方法なのですが、敷地の状況によっては、
難しくなる場合もあります。
例えば。
敷地がそれなりに広さがないと、
日当たりのことや法的な扱いで、計画自体が成立しない
可能性もあります。
近くに暮らすという中では、
理想的なカタチですが、
計画が可能な敷地なのかの
見極めが重要になりますね。
ついつい長くなってしまったので、
別の方法については、明日以降で
ご紹介しますので、お楽しみに!