車いすと暮らす家って?
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昨日は、一日、家創りの打ち合わせでした。
午前中打ち合わせさせていただいた家創り。
一部設計を変更したいということで前回伺ったので、
どんな風に変更するのか、資料を準備して伺いました。
タイミングとしては、実はギリギリで、
変更をおっしゃった翌日以降に伺っていたら、
お断りしていたくらいです。
軽微な変更の場合は、何とかなるのですが、
今回は、床面積が増える内容でしたので、
各種申請や構造計算等は、もう一度必要になります。
ただ。
設計段階から気になっていらしたことのようでしたので、
おっしゃっていただいてよかったです。
気にされているので、おっしゃらずに、
そのまま工事が進んでしまうと、出来上がったとき、
違和感につながってしまいますので。
一旦立ち止まることになるのですが、
納得の家創りにするため、大事な小休止と思います。
最後は、納得した変更に着地していただき、
「もう変更はありません!」と宣言していただいたので
これからはすっと進めていけると思います。
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午後の打ち合わせは、新築ではなくて、
戸建住宅のリノベーションです。
ビフォアアフターのように、スケルトンにして
新しく間取を構成する内容になります。
現地調査からスタートして、
ご家族と膝をつきあわせながら、
じっくりと打ち合わせをしました。
こちらの家。
車いすを使われる方がいらっしゃいます。
行き止まりがあるような間取ではいけないですし、
キッチンやお風呂、トイレも、通常ではいけません。
その辺は、しっかりと考えながら、
ご家族のご意向も伺いながら、
方針を決めていきました。
その中の一つに、床の仕上げがありました。
車いすの場合は、柔らかい素材はNGなんです。
クッションフロアや柔らかい木ですと、
よく通るところに轍ができたりしてしまいます。
ということで、よく使われるのは、土足でもOKな表面強度のある
ビニル床タイル。
それもよいのですが、もう少し肌触りがよいものと
なると、コルクなんかもあります。
最終的には、肌さわりや風合い、コストとの
バランスを見ながら決定していくことになります。
こちらの家では、ビニル素材になりそうです。
今日決めた間取りをもとに、福祉関係の専門家に
ヒアリングしながら、最善のカタチにしていく予定です。
素晴らしいリノベーションになるといいなと思います。
いろんな家創りが進行中。
楽しませていただいて感謝です!