フェンス一つだって大事なことなんです
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昨日は一日、家創りの打ち合わせ。
午前中は、こちら。
カタログをご覧いただくと、なんとなくわかるかも。
こちらの家創りでは、ちょうど、外構のお話しでした。
家の方は、概ね仕様が確定してきて、
残すは、外構だったんです。
以前、概算を作成する時に、私が仮でセレクトした
ものがあったので、それをもとにお話ししました。
ちょうど話題の中心になったのが。。
駐車場と南側の庭を仕切るフェンスです。
最初は、ナチュラルなイメージだったことと
しっかり目隠ししたいということでしたので、
アルミの支柱を建てて、その間に杉を使ったフェンス
を想定していました。
ただ。
外観が、ナチュラルというよりカッコいいモダンな感じに
変更してきたので、木材よりアルミがよいかもということに。
そこまではスムーズだったんですが、
目隠しにするのか、しなくていいのか。
それがポイントとに。
目隠ししすぎると、防犯上よくないし、コストも上がる。
ただ、あまり見えすぎるのも嫌だし。。
いろんな想定をお話しして、最終的には、
目隠しでないフェンスに決めていただきました。
たかがフェンス。されどフェンス。
フェンス一つでも、このお客様にとっては、大事なこと。
なので、しっかりと向き合い、検討することにしています。
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午後からは別の家創りへ。
こちらの家では、外観の色や素材を決めるプロセスでした。
カタチについては、お客様のご要望をしっかり伺った上で、
それを踏まえつつ、求める方向になるよう、デザインしました。
といっても。
基本的にモダンなデザインなので、装飾するわけではないのですが。
そのカタチをもとにして、外壁の素材や色の
組み合わせを8パターン用意して、外観パースを
作成して、ご提示しました。
不思議なんですが、外観の色が違うだけで、全く違って見えます。
組み合わせ方が違うだけでも、そうなります。
大きな方向性については、しっかりとアドバイスを差し上げながら、
最終的な方針は、お客様のお好みを取り入れていく感じです。
さらに、それを決めるために、その外壁のサンプルを
提示して、その色合いを実物みながらイメージをしていただきます。
実物を創ってご提示できないので、少しでも
想像していただけるようには心がけて、資料を準備しているんです。
面白いもので。
たくさんあった方向性も、迷いそうなものですが、
直観的に、いくつかの候補に絞りこまれていくんですよね。
次回、その辺のパースとサンプル等を再度お持ちして
最終決定していただく予定です。
そうそう。
いきなり、建築家主導で、「これがいい」と押し付けるのでなく、
「こちらをベースに」としながら、お客様の好みを取り入れていく。
いつも、そんな流れなんですが。、
実は、そういったやり方って、ほとんどないそうですよ。
らしさを引き出してカタチにする
大事にしています。