民泊

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意味
民宿などと違い、本来、ホームステイや交流を目的として民家を宿泊に提供すること。airbnbなどのソーシャルネットワークによって、個人が手軽に事業として参画できるようになったことから、衛生管理や近隣トラブル、インバウンド対策のために法整備がなされ、旅館業法対象外の民泊ができています。
ちなみに、ホームステイは「生活拠点」としてその家に住まうため民泊の事業にはあたりません。

情報
観光庁では、民泊制度ポータルサイトhttp://www.mlit.go.jp/kankocho/minpaku/を開設して民泊事業をすすめています。
また、各種助成などの情報も発信している。
民泊の要件として次の項目に該当するものをいいます。「宿泊代徴収」「社会性」「反復継続」「生活拠点外」すなわち、宿泊代を徴取し、社会性をもって反復継続して生活拠点ではないものとなります。

豆知識
民泊新法に伴い届出数は右肩上がりとはなったが、廃業が増加し、旅館業民泊や特区民泊の増加があった。事業的には180日の営業制限が除外される旅館業民泊や特区民泊が今後増える傾向になると思われます。

体験談
高校の時に喜界島でお世話になりました。おもてなしの本質が「お互いを尊重し合う」ことだととその時に学んだと思います。今は何事にもそういう心がけが必要だと思っています。

ノウハウ
民泊は上記でも触れたように、主に個人が行うものとしてではなく事業として変わってきていますが、根底にもある「人の交流」のための施設として、その地域の文化や生活様式と利用者へのサービスが重要になると思います。

注意点
民泊を無届で営むことは旅館業法違反にあたりますので注意が必要です。
金銭授受のある宿泊利用は原則、営業や事業と考えられますので、近隣や行政への相談などは必要ですね。