狭小敷地での家創りって、経験が大事です
これまでに関わらせていただいた家創りの中でも、
ある意味特殊なタイプとして、狭小住宅が挙げられます。
関東や関西に比べれば、名古屋は、その狭小ぶりが、
厳しくないものの、実はそれなりのノウハウが
必要だったりします。
最近では、敷地20坪弱なのに、
駐車場1台と、4LDKの家を計画しました。
というか、来月着工予定です。
20坪。
なかなかイメージわかないかもしれませんね。
実は。駐車場の大きさが、およそ4.5坪くらい。
つまり。駐車場を4台ほど分の広さになります。
広く感じましたか??
実際、建蔽率という法規制があったりして、
家が建てれる範囲は、12坪。
つまり、車2.5台分くらい。。。
そこに家をどう建てるのか??
簡単そうですが、実は結構難しかったりします。
何を隠そう、私も最初は、結構高いハードルがありました。
ここまで経験させていただいて得たものが多いですかね。
その一つとして。
狭小の間口の場合の対処法として、
「門型フレーム」という方法があります。
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地震に耐えるため、耐力壁が必要なんですが、
狭小間口の場合、確保しにくくなります。
工夫することで確保できたりもしますが、限界があります。
そんな時に、この工法を採用するんですよね。
詳しくは、「門型フレーム」でググってみてください。
この門型フレーム。
とてもいい工法なんですが、特許とってるんですよね。
特許とってるってことは・・・・
そうなんです。
すんごく割高なんですよね。
実は、使っている材料等は、大したことないんですが、
すんごい費用が必要になります。
何も知らないと、割高なままで採用するか、
開放感をあきらめるかのいずれかになります。
でも。
実は、さほどコストアップにならずに、
同等以上のことができたりするんですよね。
それは、そういったことにしっかりアンテナを張っている建築家で
なければ知らずに過ぎてしまいます。
知らないと、割高の工法を採用したままになってしまうということ。
今考えると恐ろしいですが(笑)
そうそう。余談ですが。
この門型フレームよりも、すごい工法もあるんです。
家全体が門型フレームみたいな工法です。
これも手配はできますが、相当なコストアップになるため、
よほどの方でなければ採用はオススメしていません。
お客様が求めることに最適な工法はご提案していきたいので、
知ってることは大事だなと思います。
狭小敷地への家創り。
実は、建築家だからといって、皆が得意でもないんです。
その辺は、しっかり見極めてパートナーを選定してくださいね。