◆「ビルトインガレージ」について
静岡市を拠点に設計活動をしています。
今回は、「ビルトインガレージ」について、弊社設計事例をご紹介しながら解説していきます。
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今まで手掛けた住宅を振り返ると、「ビルトインガレージの家」が全体の半分以上を占めていることに気づき驚いています。
それは20年前ビルトインガレージの自宅を新築し、皆様に見学していただいていることもありますが、コストの面でお客様が思っている以上に安くできることがわかり、それなら我が家もビルトインガレージをというケースもかなりありました。
新築後、間もなく既製品のアルミカーポートを取り付ける家もよく見うけますが、それに比べ約1.5倍程度の値段でビルトインガレージが実現するのです。
後でカーポートを付ける場合、道路面から建物全体を5m以上離して建てることが多いのですが、特に土地が30坪又はそれ以下の場合、よほど小さな家を建てない限り、小さな庭もしくは庭のない家、又はカーポートが庭を兼ねている家になってしまいます。この様な状況は建て売り住宅でよく見かけます。
ビルトインガレージにすることでガレージの上も部屋ができ、土地を有効に活用することができるのです。更に建物の一体感や高級感も増すことは言うまでもありません。
豪邸にビルトインガレージというイメージが一般的に思われがちですが、私は街中の狭小敷地にこそ有効な効果を生み出す、「ビルトインガレージ」をおすすめします。
① ガレージからリビング(左側)とDK(正面)を見る。
② DKからガレージを見る。
③ 建物外観、広いシャッターがガレージ入口、その右のシャッターが駐輪場入口。
④正面がガレージ。屋根は透明の折版なので明るい。
ガレージの左側が住宅のアプローチ、玄関はガレージの左奥。ガレージ前面に電動シャッターが下りる。
⑤建物外観。
⑥ ガレージの床は滑りにくく、汚れにくい塗装仕上。奥はシューズクローク。
⑦ ガレージの床は滑りにくく、汚れにくい塗装仕上。奥はシューズクローク。
⑧ 建物外観、ガレージ前面に電動シャッターが下りる。
⑧ ガレージ内部。
⑩ 建物外観、扉は木製の大型引戸。
⑪ 自邸のガレージ。
⑫ 自邸の外観、ガレージの3枚木製大型引戸を引き込むと巾7.5mの大開口になります。
⑬ ビルトインガレージ(オーバースライダー)は、余裕で2台の車が駐車でき、自転車も余裕で置ける。
右側の壁一面収納棚になっている。右の扉は自転車等の出入りに使用。左側のドアは家族専用玄関。
⑭ 駐車場を見る。ここだけで29帖の広さがある。
中央鏡貼りの奥が大容量のシューズクローク・コートクローク。家族は鏡の前で身支度を整え外出できるようになっている。又、駐車場内部から郵便物や宅配BOXの荷物を受け取ることができる。ライトコートに面しているので明るい。