図面だけでなく、体感と測定も大事です!

何だか、ボートを漕いでいるような写真ですね(笑)
こちら。
とある家づくりのワンショットなんですよ。
ちょうど、家の大きな方向性を決める基本設計が完了して、
詳細な設計に入ったところです。
手前に少し見えていますが、展開図という図面を
もとに打ち合わせをしているんです。

ちなみに、展開図はこちら。
部屋の壁をまっすぐ見たままを図面をしたもので、
建具の高さや開き勝手、棚板等の高さが
記入されています。
間取りの図面だけでは、こういった高さ関係の確認が
全くできませんので、展開図での打ち合わせって、
とっても大事なんですよね。
そうそう。
話は戻るのですが、この展開図をもとに、
なぜボートを漕いでいたのか(笑)
よくご覧いただくとわかるかもしれませんが。。
手を伸ばしている奥様と、それを測定しているご主人
なんです。
こちらの家には、とってもユニークなロフトがあるんです。
(どうユニークなのかは、できてからのお楽しみ)
そのロフトへあがっていくために、
斜めになっているハシゴではなくて、
壁の直接固定されたハシゴを使っていただきます。
上っていった先に、穴が開いていて、
そこからロフトへアクセスします。
その穴の大きさを決めるため、
いろんな角度から、寸法を確認しているんですよ。
45cmだとギリギリかも。
50cmだと広すぎるか。
横向きがいいのか。
後ろ向きがいいのか。
展開図を見ながら、メジャーで測りながら、
その寸法を体感していきます。
体感。
とっても大事ですね。
何となくではなくて、しっかり測ります。
5㎝の違いで、ずいぶんと印象が違ったりするので。
しっかりと体感+測定を通して、
部屋について、イメージを広げていただきます。
どこまでイメージできるかは人に寄りますが、
全くしないのと、すこしでもチャレンジするのでは、
感じ方だって違うんですよ。
一般的な正解はここではあてはまりません。
家に住まわれる方の決めた寸法が
正解だからですね。
一つずつ、丁寧に、イメージをしていただきながら、
楽しく家づくりをしていただきました。
楽しく。
大事にしたいですね。
だって。
私が楽しませていただいてるので。