こだわり満載の玄関とホール
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大胆なタイルの使い方ですよね。
石目で、表情のあるタイルなので、
とてもいい表情を創り出してくれています。
また。
横に長いプロポーションの大判タイルしたことで、
奥へと視線が伸びていくように意識しています。
その視線の奥には、ガラス張りの階段。
上階から差し込む光で包まれてます。
しっかりとした光と手前の影のおかげで、
軽すぎない、高級な空気感を実現できています。
手前にある、背の高い姿見(鏡)は、
姿見という機能よりも、空間を広く見せることに
うまく貢献しています。
モノとモノの取り合いをミニマルなデザインをするよう
心がけたおかげで、このスッキリさにつながっています。
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向きは反対になっていますが。
照明をつけるとこんな感じでになります。
何も考えなければ、ホールの中央にダウンライト。
でも。
よく見てみると違いますよね?
左右の壁側に寄せています。
左側は、タイルの壁を強調するように
壁を照らす間接照明。
これだけでも、この空間の明るさ感は
しっかり確保できます。
右側はダウンライトですが、壁に寄ってます。
そうすることで、床面ではなく、
壁面を照らすようにしてます。
壁がしっかり照らされる分、
この空間全体の明るさ感を感じることにつながります。
両側間接照明でもよかったのですが、
左右を違えることで生まれる、ちょっとしたアンバランスさが
この空間に個性を与えてくれると考えたんです。
何気ない演出のようですが、
あそこの玄関って、なんかすごいんだよねと言われると
思います。
よく考えてみると。
写真の場所は、玄関と玄関ホール。
玄関ですよ。
お客様を迎える場所といいながらも、
そこまでこだわらなくてもいいんじゃない?
と思われた方もいるかもしれません。
でも。
せっかくの家づくりですから。
隅々まで、こだわって作ってみるのもいいですよ。
もっと。もっと。
いろんなアイデアを盛り込めたりします。
ぜひぜひ、家づくりされる方は、
パートナーから、そういったアイデアを引き出して
みてくださいね。