たかが階段。されど階段。
投稿日時:
2020-03-19 08:00
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階段から吹き抜け、そして空を見上げてます。
とある家づくりの現場のワンショットです。
階段というと、真っ暗というわけではないにせよ、
ビックリするほど明るいわけではないことが多いかもしれません。
でも。
上と下をつなぐ場所でもあるので、
階段の作り方にもよりますが、しっかりと意図した
計画にすれば、とてもいい光の道になったりします。
こちらの家では、日当たりのいい場所に、螺旋階段があります。
その南側に、この窓なんですよね。
なので。
階段スペースは、とても明るくて、光がしっかり差し込んできます。
こちらの家は、2階にLDKがあるのですが、
この階段室の光が、玄関ホールにまで落ちていきます。
玄関入った瞬間に、この光で、ふわっと明るくなってます。
さらに。
お客様こだわりの螺旋階段が、展示されてるかのように
浮かび上がったりするような演出をしているんです。
ちょっとしたアイデアなんですが、とても効果的だと思います。
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少し違う感じでは、こちら。
いわゆるリビング階段ですよね。
こちらの家では、南北に長いLDKになっています。
その中央付近に階段を設けています。
階段の向きにご注目。
向かって左側が、南になります。
階段の先には、大きな窓があるんですよね。
だから。
その窓からの光は、この階段を通して、
LDKの奥まで差し込んでくるんです。
この階段が、反対に上っていたら、
差し込む光は、とても少なくなってしまうんです。
偶然じゃないですよ。
ちょっとしたことなんですが、そういった細かなところまで
しっかりと考えながら、計画をしています。
たかが階段。
されど階段。
いろんなアイデアがあるもんです。
そんなアイデアを提供しております。