擁壁の種類

ユーザー ❨株❩アトリエ Y&R 栗城裕一 の写真

 さて擁壁の種類ということですが、まず擁壁をご説明します。傾斜している土地などで土が崩れて流れてしまわないように、土留めをするための構築物です。これはいろいろなところで使われていますし、お城では必ず見かけます。当然皇居にもありましてお堀に面して美しい石垣が歴史を感じる素敵な景観を保っています。
 このように、意匠的にも大事なものですが、素材で言いますと石造りのもの、コンクリートのものと2種類あります。そのほかに鉄のシートパイルのようなものもありますが、仮設的なものですので、一般的には石かコンクリートかということになるでしょう。石の場合には花崗岩でできた間知石(最近ではコンクリート製も多くつかわれています)、丸っこい玉石のものなどがあります。コンクリートのものは現場でコンクリート打設して造るもの、既製品(プレキャストコンクリート)のL型の形状のもの(底板が一体になっている)などがあります。
 そのほかに重力式擁壁といった呼び方のものがありますが、これは擁壁の重量によって土の圧力に耐えるように作られたものをいいます。下の方が大きくて上の方が小さい台形状のもので造られたものです。
 住宅では素材に注意して造りたいものです。低くても石の擁壁の内側に植え込みがつくられていたりすると、とても素敵な雰囲気になります。