道路と敷地に高低差。どうする?
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昨日、とある家づくりの打ち合わせへ行ってきました。
その際に話題となった話のひとつなんですが。。
こちらの家づくりでは、道路と敷地で、最大1.5mほどの
高低差があるんです。
駐車場は、高低差の少ないところでつくるのでいいのですが、
家は高台に建てたいので、その高低差は残ります。
つまり。
道路のつなげる必要はないんですが、
敷地を最大限広く確保したいということであれば、
道路境界線上に、土を留めるための擁壁が必要になります。
普通に、コンクリートブロック積んでおけばいいでしょう。
なんて、軽く考えてはいけませんよ。
よく、敷地の境界線上に、その境界を明示するために
積んだりするコンクリートブロックでは、弱すぎます。
弱い??
はい。
ブロック単体は、それなりの強さとしても、ブロックとブロックが
とこまで行っても、弱くなりがち。
その高さは、高くても、1mが最大なんですよね。
今回のように、1.5mとなると、普通のブロックでいけません。
それ専用で、強度の強いブロックが必要です。
そうすると。そもそも、基礎が全然違うので
コストも、ものすごく高くなります。
距離が長かったりすると。。。
100万円単位になったりするんですよ。
しかも。
敷地の条件によっては、開発許可申請という
とても手間のかかる許可申請が必要になるため、
その辺もネックになります。
何か方法はないのか??
ということで、昨日お話したのは、大きく二つです。
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高低差を30度勾配にすれば、安全だという扱いになるので、
30度にして、その表面を芝生で仕上げる方法があります。
見た目はとってもきれいですよ。
憧れますよね。
でも。。。
斜めなので、芝狩りがとっても大変なのと、
草が生えてくるのも避けられず、草刈がこれまた大変です。
30度って、結構な勾配ですからね(笑)
じゃあ。ということで。
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大きめの石。
こちらの画像は、割栗石ですね。
斜めなりに、防草シートを敷き詰めて、
大きめの石を敷き詰めていきます。
石が落ちていきそうな感じがしますが、
しっかりと密に敷き詰めれば、お互いの摩擦もあって、
結構しっかりとしているんです。
こうすると、草が生えても、根が張りにくいので、
ササっと抜けますし、増えていかないですね。
見た目は、芝に比べると、寂しく感じるかもしれませんが、
その辺はグッとこらえましょう(笑)
道路側に、1.5mの擁壁で圧迫感があるよりは、
ある意味、街並みにも貢献してると思いますよ。
こうすることで、余計な許可申請はなくなるので、
オススメです。
こういった土地は、結構あります。
もちろん、この方法が、全ての土地に有功ということでもない
のですが、やり方次第では、採用できますので、
専門家と相談しながら、検討してみてください。
そうそう。
こういった造成にする費用も、家づくりの予算には必要。
できるだけ予算をかけないようにできれば、
その分、家の方に予算を避けるので、
突き詰めて考えてみてくださいね。