茶室の入り口のお話(^.^)/~~~

ユーザー 大島功市建築研究所 一級建築士事務所 大島功市 の写真

独立する前にお世話になった設計事務所で担当させて頂いた東京都江東区門前仲町に建っている9階建ての建築…その9階に茶室を設計させて頂きました!
マンションということもあり、当時限界もありましたが…茶室の入り口をバルコニーにつくらせて頂きました。躙り口と言います(^^)
躙り口にはこんなエピソードがあります。
良い話ですね(^.^)/~~~

千利休が生きた戦国時代は、主従関係が強い時代でしたが、茶室の中ではすべての人が平等ということを示すために入り口を低くしました。どんなに身分が高い人でも、刀を外し頭を下げなくては茶室に入ることができません。たしかに、交流の場でもある茶室に、刀を持った武士がいたら落ち着きませんよね。刀などの装身具をすべて外さないと入ることができないように、千利休は入り口をこんなにも低くしたのだそうです。