今回のお題 「設計依頼の費用」 VOL.3320

ユーザー 窪寺弘行・建築計画事務所 窪寺弘行 の写真

■住宅設計における設計監理料について

                                窪寺弘行・建築計画事務所
                           H・KUBODERA ARCHITECTES INC.
                                        2020.09.

 当事務所では、建築の規模や内容に応じて設計に必要な労力(人件費)と設計に必要なデザイン力・創造性・技術力(技術料)を勘案して設計監理料を算出しています。
工事金額に対する比率ではなく、規模や内容に応じて算出し、様々なご都合がある場合はその都度協議しながら決定しております。
 なお、「設計」とは簡単に言うと建築主と綿密な打合せのうえ、設計図を作成することで、「監理」とは工事が設計図どおりに行われているかをチェックするとともに、工事中設計者の判断で設計変更した方が良いと思われる事項を建築主に提案し3者了解のうえ設計変更を行い、住まう人にとってより良い住まいを目指すことです。設計図にすべてが表現できるわけではありませんので、現場での対応が重要になります。
 費用の目安として「平均的な床面積(40坪・120㎡)の木造在来工法住宅の設計監理料240万円(税別)を標準」とさせていただいております。30坪~60坪でしたら設計監理料として、¥60,000-/坪となります。
(建築確認申請費用・行政、民間申請公納金(手数料)・完了検査公納金(手数料)は別途となります。)
標準設計監理料には、造付け家具、外構計画(庭園・門扉・塀・アプローチ等)、照明計画、設備計画等含めたすべての設計監理を含んでおります。
鉄筋コンクリート造・鉄骨造・混構造・木造3階建て等の特別に構造計算が必要な場合は、構造計算費用を加算させていただきます。

 設計の進め方、設計監理契約、お支払いについては以下のようにお考え下さい。
最初のご相談でヒアリング・カウンセリング(建築、土地、環境)を行い、その後建築として具体的な形に創り上げて行きます。いわゆる基本設計構想案となりますが、今後の方向性が決まり、このまま計画を進めて良いということになりますと設計監理契約を締結していただきます。以降設計監理料としてのフィーが発生することとなります。
 その際、設計依頼と受託の意思を明確にするため、また設計着手のための準備資金として30万円(税別)を基本設計料の一部及び契約時金としてお願いし、これをもって設計監理契約とさせていただきます。
 これにより、我々は設計監理としての業務に対する責任が明確になり基本設計に取り組む一方で、建築主は依頼主としての立場で要望や意見を伝え、詳細な検討を要求できることとなります。
 なお、契約後何らかの事情により基本設計を中途で取止める場合には、契約時金は基本設計既作業代金に充当・清算させていただきます。また、既作業の量によっては、別途協議させていただきます。
 書面による契約内容の確認・設計監理料の確定は、基本設計が完了し建築の規模・内容が確定した段階で、見積協議させていただきます。
 また、設計監理料の内訳は、基本設計料30%、実施設計料50%、監理業務料20%として、お支払時期は各々の業務完了時にお願いしております。

以上が当事務所における住宅に関しての設計監理契約の概要です。
詳細は契約時に書面契約書により改めてご説明いたします。

H.KUBODERA ARCHITECTS INC.
窪寺弘行・建築建築計画事務所 (代表)窪寺弘行 
(公益社団法人 JIA日本建築家協会 関東甲信越支部・保存問題委員会委員長)
(公益社団法人 JIA日本建築家協会 長野県クラブ・まちづくり委員会副委員長)
(公益社団法人 長野県建築士会 理事・建築活動委員会委員長)
(公益社団法人 日本建築士会連合会 教育・事業委員)
〒394-0035,3-9-22,Tenryucho,Okaya-shi,Nagano,Japan
〒394-0035,長野県岡谷市天竜町3-9-22
E-Mail   :kubodera2020@outlook.jp
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