フローリングの種類を決めるには?
シックで、落ち着いた雰囲気ですよね。
間接照明も効果的なのですが、
この雰囲気に効果的なのは、濃いめの床です。
濃い目の床の代表的な樹種は、ウォルナット。
もちろん。
他の樹種の床に着色して、濃くすることもできますが、
やはり、素材そのものの色合いがよいといいですよ。
シックなインテリアがお好きな方に、とても人気があるのですが、
何と言っても、金額がとても高い。
なので。
無垢フローリングを採用するのであれば、
それなりの投資が必要になります。
ご予算とのバランスが取りにくい場合には、
無垢材でなく、0.6mmのスライスしたウォルナットを張り付けた
突板張りのフローリングがオススメ。
無垢の表情や色合いはそのままに、ウォルナットを
手に入れることができます。
そうそう。
ウォルナットの特徴として、紫外線を浴びていくと、経年で、
色が淡くなっていきます。
これまた自然なことなので。
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こちら。
見えている床が少ないですが。。
アカシアという樹種の無垢材です。
シックというよりは、表情豊かで、より自然な感じというのが適切です。
一枚のフローリングの中で、白いところと濃いところが
入り混じっていて、それを無作為に張っていくことで、
より、ムラ感が強調されます。
こちらの色合いは、濃いめと薄目のちょうど中間といったところでしょうか。
フローリングは、あまりムラがなくて、均一なほど高級なんですが、
昔ながらの安いフローリングが塗装してムラをなくしていたこともあって、
見方によっては、高級に見えなくなります。
せっかくの無垢材ということであれば、
ムラのある、表情豊かなタイプが、最近は好まれています。
そういった意味で、アカシアも人気のフロアの一つです。
ムラがあると家具が合わせにくいなんて思うかもしれませんが、
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明るめフロアの代表的な一つとして、ナラがあります。
少し黄みがかっているのですが、白い部分も多い樹種です。
木目はある程度ハッキリしているんですが、
その振れ幅は、あまり大きくなく、とても大人しい感じ。
写真の床は、ナラの中でも、振れ幅が大きい方になります。
カフェ風といった、ナチュラルな雰囲気を演出したい場合に
ナラは、とてもフィットします。
そんな洋風なものにも会うのですが、実は。。
和の空間にもフィットしたりするので、不思議ですよね。
和洋どちらでも合わせられる、万能な樹種になります。
優しい見た目とは裏腹に、とても堅くて、傷が付きにくい。
実用性も兼ね備えた優れものだったりします。
フローリングって、インテリアを構成する要素の中では
とても重要な役割を演じます。
色合いや素材感、堅さなんかをしっかりサンプルで体感してから、
自分らしい樹種を選定してくださいね。
もっと。もっといろんな樹種がありますので、
いろいろ調べてみると楽しいですよ。