吹き抜けの照明

ユーザー ❨株❩アトリエ Y&R 栗城裕一 の写真

吹き抜けの照明をどうするかということは、その空間に大きく影響を与えますので、慎重に考える必要があります。
上の写真は、高い勾配天井のLD部分で採用したワイヤーシステムによる照明とブラケット照明を組み合わせた空間づくりの例です。高い天井に、まるで浮いたように見えるワイヤーシステムの照明はランプを交換しやすいように約2.4mくらいの高さに設置しています。

これは、LDのテーブル上にペンダントライト、ベンチソファ部分にブラケットライトを取り付けて、食事や読書などの用に供するために必要な個所に必要な照明を、ということで選ばれています。これらもランプ交換がしやすい位置に設置されています。
吹き抜けは天井が高いですから、天井面に照明をつけるのはランプ交換が難しいうえに、その空間の豊かさを生かしきれない照明になりやすいですので気を付けて計画します。

これは住宅ではありませんが、2層吹き抜けの中間部分にスポットライトを取り付けて、天井の反射を利用している例です。自由に角度を変えられるスポットライトは、下向きにしたり上に向けたりと色々アレンジできるので便利です。