十里木アトリエ、整地作業の一日
鳶立道さんから新築現場の基礎工事で造成土のザルボウが3~4台分でるので必要か?との連絡が入りました。
以前いただいた山積となった3立米をこつこつとBBQ炉廻りに移動していましたが、3~4台いただけるとなると重機出動と整地お願いに切り替えです。
重機があれば、増築テラス下になるコナラの切り株撤去と増築部で出た溶岩の移動も一日で出来るかと思い合わせてお願いしました。
工事日前日の連絡でしたが、お手伝いもしたいので、前日夜より山小屋に入り、工事が始まる前に気になる軒裏のアシナガバチの巣の駆除を行いました。
駆除スプレー、防虫顔ガードで準備万端も巣はもぬけの殻でした。
天気予報は15時より雨、山の天気なのでどこまで出来るか。
ザルボウはすでに搬入済みです。
8時半より作業開始、まずはコナラの切り株撤去です。
伐採時に抜根は両隣の大きなモミの木の根を痛めてしまうのではないかと思い躊躇しましたが、急遽予定変更です。
廻りを重機で堀り、根切を行い、ぐらついたところで吊り上げ埋戻し転圧です。
ザルボウ敷ですがアプローチからBBQ炉廻り、増築アトリエまでの通路と山小屋テラス、アトリエテラス下になる箇所です。
敷いても草木は生えてきますが草取りは大分楽になります。
プレートをお借りして地面の締固めです。初作業です。
用意した休憩時の雨除け(写真壁の白の防炎シート、普段は雨戸代わりです)は必要なさそうです。
溶岩土留めはアプローチ箇所につかいました。
基礎根切から出た数個を予定していましたが、足りないので整地で必要なくなったものを移動してもらいました。
0時頃の休憩をはさみ(丁度大工の杉山さんが通りかかり、間柱、垂木の材料が程度が悪いという話で15時以降に見に行く約束をし)12時半には作業終了。
雨に合わず幸いでした。
さて、大工さんとの下小屋での打合せですが、材料の程度は気になるほどでなく、使いまわしや設置向きで工夫してもらい、ひどいものは材料屋さんに送り返してもらいます。
今回手刻みのため、山小屋と同じように梁つなぎを堀込みボルト締めで金物が見えない締め付けとしてもらいます。
図面では何気なく金物を描いてしまいますが、見え方や生活を考えるとディテールはとても大切です。
つくり手と共にする作業や大工さんの手刻み、ディテールの話など現場での手づくり作業に魅力と満足を感じます。
「建築吉日」の上棟日が決まりいよいよ楽しみで一杯です。