間接照明を取り入れるには?
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とある家の主寝室のワンシーン。
下から壁を照らす間接照明ですね。
とてもいい雰囲気を創り出してくれています。
下といっても、壁の途中です。
ちょうど、ベッドのヘッド部分になるんですよね。
壁から15cmほどせり出しているんですが、
スマホなんかを置いておけるので便利です。
その面台部分に、乳白の強化ガラスを組み込んであって、
その奥に仕込んだ照明が、壁を優しく照らしてくれるんです。
この方向の光は、直接目に入らないのでまぶしく感じないですし、
照らされた壁面の反射光で、室内がほんのりな明るさになるので、
就寝前の時間を、心地よく過ごすことができるんです。
間接照明は、壁や天井に光をあてて、
陰影を創り出して、空間の雰囲気を演出できるのですが、
実は、ほんのりな明るさでよければ、これだけでも、
照明として有効だったりします。
直接光源が見えず、まぶしさを回避できるのもよいところ。
見た目も、機能性も、なかなかいい味出してくれる照明方法なんです。
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こちらは、上から壁面を照らす間接照明ですね。
その照らす壁面に、二枚目の事例のように、凹凸のある素材を
組み合わせると、とても深い陰影ができます。
こちらの事例では、あまりわざとらしい感じは御好みではなかったことと
テレビの背面の壁なので、あまり主張しすぎない感じがよいと考えて、
割と凹凸が控えめにしています。
ちなみに。
間接照明は、基本的に光源を隠します。
なぜかって?
言葉の通り、光源から直接明るさをとるのではなくて、
壁等に反射させた「間接」的な明るさを表現するためです。
隠したつもりの光源が、見えてしまったりすると、
少々恥ずかしいことになったりするので、ご注意ください。
よくあるのは。。
床を照らす間接照明で、床面に光沢のある床材を使ってしまうケース。
光沢のある床材ですと、光輝く照明器具本体が、気持ちいいほど
写りこんで、丸見えになりますので。。。
見た目だけでなくて、反射して見えてしまった光源は、
とてもまぶしいですから。
せっかくの間接照明の良さを消してしまいます。
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こちらは、天井を照らしてますね。
手前のダウンライトが目立ってしまっているので、
わかりにくいかもしれませんが(笑)
間接照明と、他照明は、別スイッチになっていることと、
調光(光の強弱を設定できる)なので、LDKの使い方に合わせて、
設定できます。
天井を照らす間接照明は、他に比べて、光が広がりやすいので、
明るさ感は、一番確保できます。
それこそ。
間接照明だけでも、ほどよい明るさに設定できたりします。
場所によって、使い分けながら、いろいろと取り入れると
夜の暮らしに深みが出たりするので、オススメです。