隣地と高低差がある土地のメリット・デメリット

ユーザー ARKSTUDIO一級建築士事務所 茶之木宏次+羽木みどり の写真

隣地と高低差がある土地のメリット・デメリット

隣地との高低差はどちらの敷地が高いかと隣棟との空き具合で、メリット・デメリットが変わります。
一般的に、隣の敷地が低い場合は、敷地がフラットな場合より採光面で有利になります。
デメリットは擁壁の安全性や、建物の基礎が安息角に入っているかどうかの検討が必要になる場合があるということです。

隣の敷地が高い場合は、一般的には、採光面で不利になります。
しかし、敷地に対する建物の配置の仕方や採光の工夫、庭の取り方で、逆に隣の擁壁をうまく空間に取り込んでデザインすれば、落ち着いた空間を得ることが出来ます。

なので、一概にどちらが良いかどうかというのは言えません。
それぞれの敷地の特徴を捉え、どのように建物のデザインに活かしていくかというところを考えて計画していくのが、設計者の腕の見せ所になります。