造作の洗面台をつくる時には?
洗面カウンターですね。
メーカーの既製品ではなく、家具屋さんで製作してもらってます。
製作してもらうと、天板や表面の仕上げ、色柄まで、
自由にセレクトすることができます。
よほど突飛な形でなければ、自分だけの洗面も可能ですよ。
ちょっとした違いで、見え方が変わったりするので、
いろんな画像を参考にしたり、プロの意見を聞いたりしてくださいね。
一枚目の洗面。
ツヤのある木目の面材に、きれいな石目の入った人工大理石の天板。
スッキリとしたモダンな雰囲気ながらも、高級感のあるデザインです。
モダンでかっこいい印象になっている大事な要素は、水栓です。
水栓って、蛇口のことです。
よく見ていただくと、角形で直線的。
把手がフラットな板になってますよね。
この洗面だからこそ、使いたかった水栓だったりします。
水栓が違ったりするだけで、ずいぶんと印象変わりますから。
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例えば、こちら。
一枚目と比べると一目瞭然ですよね。
水栓のいろんな箇所が曲線で構成されていて、
優しい雰囲気です。
少しクラシカルな印象がありますね。
ですので。
こういった、かわらしい洗面台とか、洋館なんかにある
エレガントなインテリアで採用すると、とても相性がよいです。
こちらの場合は、円形の洗面ボウルだったり、
モザイクタイルを使った天板だったり、かわいらしくまとめてます。
水栓と雰囲気を合わせて、セレクトしてあるのが、
タオル掛けですね。
壁に取り付けする固定部分が、球型なので、
水栓の曲線と相性がバッチリです。
こういった金物って、チグハグだと結構目立ちます。
しっかり全体を意識して、統一感のあるセレクトをしましょう。
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最後は、こちら。
もちろん製作家具ですよ。
壁から取り出した水栓は、形状がとてもシンプル。
それが、とても印象的ですね。
それと。
タオル掛けも直線型で、余計なラインがありません。
天板は、人工大理石で、天板と洗面ボウルが一体で、
天板と三面鏡の間の壁は、キッチンパネル。
これらが、真っ白で目地がなく、シームレスにつながっている。
これって。
丁寧にラインが消されたミニマルなデザインなんです。
壁がタイルだったら、目地がでますし、
洗面ボウルが陶器だったら、その取り合いにわずかなラインがでますので。
ちなみに。
シンプルとミニマルって、全然違いますから。
シンプルは、装飾がなくて、単純。
ミニマルは、単純なだけでなく、意図してそぎ落としてますから。
その話は、また今度にして(笑)
そうそう。
話を戻すと。
洗面を製作する場合は、形や素材、金物から周りの仕上げまで、
しっかりと意識を向けて、コーディネートしていくとよいですよ。
チグハグにならないかは、プロの相談してみてくださいね。