パントリーの収納

ユーザー 三浦尚人建築設計工房 三浦尚人 の写真

パントリーとは、ストックしておく食料品や飲料品などを収納、保管しておくスペースのことで、最近このスペースを要望される建て主さんが増えてきています。 

これは、新型コロナウイルス感染が長期化していることも大きな理由のひとつかも知れません。 

ただ、このスペースは、共働きのご夫婦の住まいや二世帯住宅、家族の多い住宅では以前から要望としてありました。 

パントリーとひと口に言っても、家族構成、生活スタイルや要望などにより必要なパントリースペースの広さはそれぞれ異なります。 

パントリースペースの場合、大きく二つのタイプに分かれ、ひとつはウォークインの個室型、もうひとつは壁面収納型のタイプです。 

さらにウォークインの個室型は、扉の無いオープンタイプと扉のあるクローズタイプがあります。 

広さとしては、ウォークイン型のほうがたくさんのものが収納、保管が出来て便利ですが、中を人が通るスペースが必要で、このスペースには物が置けないいわゆるデッドスペースとなってしまいます。 

一方、壁面収納型は、造り付け収納家具のように壁面に設けるため、無駄なスペースが無くていい反面、スペース的には限られてしまうケースが出てきます。 

いずれにしても動線を考慮すると、キッチンに隣接して設けることがほとんどで、収納部分は、様々な大きさのものを効率よく収納出来るように、棚板は固定式よりも可動式にしたほうが良いでしょう。