狭小住宅の価格

ユーザー 三浦尚人建築設計工房 三浦尚人 の写真

「狭小住宅」とはいったいどういう住宅のことを指すのか、私自身も明確に表現出来ませんが、定義するとしたら延床面積80平米(約24坪)以内といったところでしょうか? 

その狭小住宅の価格についてですが、これがまたなかなか難しいです。 

木造か鉄骨造か、あるいは鉄筋コンクリート造かというように構造によって価格は全く異なってしまうからです。 

また、二階建てと三階建てでは法規的に大きく異なるため、同じ床面積でも価格が二階建てと三階建てとでは価格に大きな違いが出てきてしまいます。 

さらには、建築基準法上では算入されない吹き抜けやロフト(小屋裏収納)も施工面積には算入されるので、これらの有無によっても価格が異なってきます。 

しかし、ここではっきり言えることは、狭小住宅といえどもキッチン、浴室、洗面室、トイレといった水廻り設備は必要なわけで、同様にエアコン等の空調設備、照明器具等の電気設備も必要となりますので、価格も坪単価にしても割高感は否めません。 

と同時に、ウッドショックにはじまり、合板をはじめとするあらゆる建材の価格が値上がりしていて、住宅価格自体がコロナ禍以前よりも大幅に高くなっていることを認識しておく必要があるのではないでしょうか。