高低差がある土地に家を建てるメリット

ユーザー ARKSTUDIO一級建築士事務所 茶之木宏次+羽木みどり の写真

高低差がある土地は、住宅メーカーなどの規格住宅を当てはめるには、難しい土地となりますが、建築家にとっては、プランニングの可能性が広がるので、大変魅力的な土地であるともいえます。
また、土地の購入価格が安いということも大きなメリットになります。
斜面に沿って、眺望を見定め、高低差を楽しめる部屋の配置にすることが可能になり、平地では味わえない豊かな住まいを手に入れることができます。

特に道路面より土地が“低い”場合は、最上階が玄関になることが多く、そのフロアにリビングなどの解放感のある部屋を配置して、その下の階に、個室などを配置することが多くなります。
場合によっては3階建ての家になることもあります。
周辺環境にもよりますが、眺望の良い解放感のある部屋をつくることが出来ます。

逆に道路面より土地が“高い”場合は、接道面の土地に、駐車スペースを平地で確保出来るかどうかにもよりますが、掘り込みガレージを作って、建物と絡ませることも、多いです。
どちらにしても、その土地の特色を読んで、平地では味わえない、豊かな、楽しい空間を造っていくことになります。