自分だけのデザインを発見するには?
昨日、とある家づくりの現場にて、地鎮祭が執り行われ、
設計者として、参加させていただきました。
小雨が降る中だったのですが、
工務店が雨をしのぐテントと敷地中央までのアプローチを
養生してくれていたので、足元を気にせず、雨を気にせず、
執り行うことができました。
こういった配慮は、すごく助かりますね。
しかし。
いつ参加しても、気持ちがすごく引き締まります。
完全分離型のユニークな二世帯住宅。
今日から工事が正式にスタートです。
今からすごく楽しみです。
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午後は、お客様とショールームで待ち合わせ。
インテリアの色合いの方向性を決めるため、
メインとなる、キッチンの色を確認することが主目的です。
といいつつ。
キッチン単体を見ても、なかなかイメージが共有できず。。
まずは、その場で、スマホを見ながら、
インテリアの方向性を共有することにしました。
イメージはインスタで。
と言いたいところですが。。
こちらのお客様とは、別のツールを使って共有しました。
インスタには、いろんな方や法人が、いろんなイメージを
投稿してくれていて、すごく参考になります。
でも。
参考にする分、大枠は同じ方向性で、微妙に違う。
そんな事例も多かったり。。
なんとなく見慣れた感じになることも。
それはそれで、方向性を決める意味では、有効な方法です。
ただ。。
もう少し視野を広げてみると、もっと素敵な方向性って
あったりします。
特に、海外の事例なんかは、ある意味刺激的かも。
日本では見かけない上質なデザインもありますから。
(といいつつ、海外だから全ていいわけではありません)
どこかで見かけたような。
そうではなく、見かけたことがないけど、素敵な。
本当の意味で、自分だけの表現ができると思いますよ。
ただし。
それをそのまま取り入れても、おそらくうまくいきません。
プロのアドバイスをもらいながら、進めていくことがオススメです。
こちらの家。
その辺では見かけない、すごい家になる予定。
楽しみです。
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夕方からは、とある家づくりの打ち合わせ。
詳細図面をもとに、いろいろお話してきました。
大きな内容もあれば、階段の細かな部分のお話もあったり。
いろんなところに、こだわりポイントがあるので、
いろいろお話したら、あっという間に時間が過ぎていきました。
前に進んだと思ったら、話が戻ってみたり(笑)
その揺れ動く感じも、なかなか面白いもんですよ。
「これしかない」
そんなことでしたら、迷わなくて簡単なんでしょうけど、
実は、家づくりでは、いろんな選択肢があります。
その選択肢を提示するかどうかは、造り手側の姿勢によります。
「これしかない」「これが一番いい」
とんな言葉を聞いたら、ご注意ください。
もっといろんな選択肢があるはずですから。
せっかくの家づくりですので、最適最善で進めていきましょう。