壁や天井って何がいい?⑮(漆喰1)
昨日まで、塗り壁の一つとして、
人気のある珪藻土についてお話ししてきました。
珪藻土マットのおかげで、身近に感じますよね。
ただ、いいところばかりでもないので、
気になるところも含めて、採用を検討してください。
そんなお話しでした。
今日は、珪藻土とは違う、塗り壁のお話しをしていきます。
実は、珪藻土を検索すると、比較の意味で、
よく並んでヒットすることがあると思います。
はい。その通り。
漆喰ですね。
もしかすると。
漆喰って聞くと、お寺とか、お城の真っ白な壁を
想像する方がいるかもしれませんね。
もちろん、それは、漆喰ですよ。
建築材料としては、とても昔から使われています。
よく、運動場でラインを引いたりするのに使われる。
あの消石灰が主成分です。
ご想像の通り、ほんと真っ白です。
色を付けることもできますが、
どちらかというと、あまり濃い色にはならず、淡い感じ。
もとが真っ白なのでね。
淡くてかわいらしい感じのインテリアであればいいのですが、
そうでもなければ、潔く、白がいいかもしれませんね。
個人的には、やはり、着色しない方がよいかなとは思います。
理由は、大き目の補修が必要になったときに、
色がついてると、全く同じ色が再現できないかもしれないですから。
素材の色であれば、その点安心ですよね。
色の話はさておき。
漆喰って、結局何がいいの?ってことですよね?
いくつかありますが、その中でも、すごい効果は。。
調湿性能です。
珪藻土でも、その効果ありましたよね?
はい。珪藻土でも効果はありますよ。
ちなみに。
私が体感した漆喰の調湿性能のお話しさせてください。
過去の建築事例として、「杉と漆喰の家」があります。
よければ、弊社のサイト御覧くださいね。
こちらの家。
床から建具まで、木部は、基本的に杉で、
それ以外の壁とか天井は、スイス漆喰を採用しています。
薄塗りではなくて、左官職人が塗った、厚塗りで。
こちらの工事途中で、完成間際の梅雨時期。
外の湿度が90%を超えて、ジトジトでした。。
現場打ち合わせのため、この家に入ったら。。。
エアコンが付いてるのかと思うほど、快適なんですよね。
あれ?まだエアコン付けてなかったはずだけど。
測定まではしていませんが、湿度が下がっているおかげで、
涼しく感じることができたんですよね。
エアコンで除湿運転すると心地よくなりますよね。
あんな感じでした。
すごくないですか??
でも。そこまでにいくには。。
続きは明日へ。