下地材をおしゃれに使う⑤(番外編)

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日ご紹介した合板類。
もしかしたら、衝撃な使い方だったかもしれませんね。

見る人によっては。
「これから何で仕上げるの?」
なんて聞きたくなるかもしれません。

でも。
もし、そこに魅力を感じたのであれば、
ぜひぜひ採用してみてくださいね。

下地材を仕上げに。
ということで、いろいろご紹介してきました。

今日は、下地ではないんですけど、
ボードがそのまま仕上げになるという素材について
お話ししていこうと思います。

一つ目は、こちら。

均等に穴の開いた壁。
あれ?
どこかで見たことありませんか??

全員ではないかもしれませんが。。
学校の音楽室とか、コンサートホールとか。
音楽室の方が印象強いかもしれませんね。

こちらのボードは、有孔ボードっていいます。
名前はズバリそのままですが(笑)

なぜ、音楽室とかに使われてるのかというと。。
吸音ができるボードなんですよね。
というか。
それが目的で使われる素材なんです。

でも、最近は、画像でお見せしたように、
その穴にフックをひっかけたりして、壁面収納のような
使い方をすることが多くなっています。

書斎やスタディコーナーの壁がそうだとすると、
ちょっとした小物をかけておくことができて便利ですし、
音を吸収してくれるのであれば、なおよし。

表面は、あらかじめ塗装してあるものや、
素材そのまま(合板)のものがあるので、
お好みに合わせてセレクトください。

次の素材はこちら。

あれ?これもどこかでみたことありませんか?

もしかして、仕事中にこちらをご覧になっているのであれば
気が付いたかも。

そう。オフィスの天井とかに、よく使われますね。
ジプトーンという名前の素材です。
表面にポツポツとへこみがありますよね。

こちらは、有孔ボードと同じく、吸音効果があったりします。
なので。大勢の人がいるオフィスにはピッタリ。

ただし。住宅では、あまり採用することはないかも。。
オフィスで使うことが多いので、家に使うと落ち着かないかも。。

それでは。
ということで、同じように、吸音できて、調湿までしてくれる
化粧のボードがあったりします。

それが、こちらです。

「さらりあーと」という商品名。
以前、部屋全面に採用された方がいるのですが、
調湿効果は、確かにあるかなと思いましたし、
吸音もかなり効果あったと思います。

ただし。
表面の仕上げがざらざらしてることと、
目地が出てしまうので、目地が好きでない方には、
あまりオススメではないですね。

ということで。
いろんな下地やボード類をご紹介してきました。

明日からは、別の切り口でご紹介していきます。