屋根はどれがいい?①(いろんな瓦屋根!)

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

さて。ここ数回、息抜きなお話しでしたが、
今日からいつもな内容に戻っていきます。
(息抜きになったかはわかりませんが(笑))

先日までは、外壁についてお話ししましたよね。
かなりいろんな種類があるので、話長くなりました。

もっと深いお話しは、オフレコでお願いします(笑)

それはさておき。
今日のお話しは、外回りの仕上げの一つ。
屋根についてですね。

外壁ほどの種類はないのですが、
いくつか選択肢はあります。

外壁同様、いいところと気になるところを
理解しながら、自分に最適な素材を決めて
いけるといいかなって思います。

屋根っていうと。
一番に思い浮かぶ素材って、なんでしょうか?

全員とは言いませんが、
多くの人は、瓦が思い浮かんだのではないですか?

それもそのはず。
寺社仏閣から、家まで、ずいぶんと昔から
屋根に使われてきてますからね。

弓型になった屋根が連なっている。
そんなイメージ強いのではないでしょうか。

そうそう。
その姿を見ると同時に、「和」を感じるデザイン。
そんな感覚とつながっている人も多いと思います。

実際、ハコ型のモダンなデザインに、
瓦が使われてるケースって、あまりないかもしれません。

でも。
和に限らず、洋風の家であれば瓦も採用されたりしますね。
例えばこちら。

よく見ていただくと、よく見かける瓦とは
すこし形状が違いますよね。

これ。洋瓦っていいます。
曲線的で、優しい感じですよね。
かわいらしいデザインに、よく採用されます。

なので。
瓦=和風ということでもないんですよ。

そうそう。
瓦といっても、こちらみたいに、平たい形状も
あったりするんですよね。

見た目のままの名前ですが、平瓦っていいます。
曲線を描いた瓦に比べると、直線的な見え方なので、
和風の中でも、モダンな印象を持たせることができます。

そもそも。
弓形になっていたのは、瓦同士の重ね部分に、
雨が流れていきにくくするためなんだと思います。

雨は、谷になった部分を流れていきます。
瓦の重ね部分を流れてしまうと、隙間から水が入りますので。

最近では、瓦の固定方法が変わってきていますし、
瓦の下地に、しっかりと防水シートを貼りつけるので、
仮に隙間から水が入っても、雨漏れにはなりにくいです。

そのおかげで、フラットな平瓦なんかでも安心です。

それでは。
瓦屋根のいいところと気になるところはどこか。

長くなってしまったので、明日お話ししていきます。