ダイニングの配置はどうがいい?②

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昨日から、ダイニングテーブルの配置について
お話ししています。

ご実家や賃貸物件でよくみかけるであろう
カタチとして、三つの配置をご紹介しました。

なんとなく、古臭く感じて。。
魅力を感じないなんて方もいるでしょう。

でも。
この三つの中で、家事を切り口にすると、
とっても合理的なカタチがあります。

実は。設計をさせていただいているお客様で
これまでに3度も家づくりをされた方がいます。

その方は、この三つの中の一つなんですよね。
理由は、やはり、家事のことを挙げています。

どれ??早く教えて!
って声が聞こえてきたので(笑)

それは。。
一つ目の壁付キッチンの背面にダイニングがある。
そう。DKと呼ばれているカタチです。

このカタチで、キッチンに立って調理したとします。
その調理している、すぐ後ろがダイニングですよね。

なので。調理をし終えたら、くるりと振り返って、
あらかじめダイニングに置いていた皿に、
そのまま盛り付けできますよね。

そう。
皿に盛りつけてから、運ばなくていいんですよね。

他の二つの配置の場合を想像してみてください。

いずれも。
キッチンで盛り付けて、それをもって、
ダイニングまで運ぶことになりますよね。

くるりと回転して盛り付け。
ちょっとしたことなんですけど、
毎日のことなので、すごく楽になりますよ。

さらに。
レンジや炊飯器等の家電収納が、
ダイニング脇にあれば、キッチンと同じく、
ごはんを盛り付けたり、レンジでの温めだって、
最短距離で、ダイニングに運べますから。

さらに。
食器棚が同じ位置関係にあれば。
皿を出したりするのもササっとできますよ。

そう。
ダイニングテーブルを中心にして、
キッチンや家電、食器が並んでいれば、
調理や配膳に関わる動線を最短にできますね。

ある意味、とても機能的。

流行りのフラット対面キッチンがいい。
というこだわりを優先してもいいですし、
壁付けだけど、合理的がいい。
という発想があってもいいかなと思います。

では。
最近のダイニングキッチンはどうなのか。

明日はその辺をお話ししましょう。