「におい」対策について②

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日からは、家のにおいをテーマに
いろいろとお話しています。

少しネガティブな意味である「におい」。
その対策について、シンプルな方法として
芳香剤を使うという内容についてでした。

その次に思いつきそうな備長炭。
今日はそのお話の続きから。

備長炭は、多孔質な素材ということで、
その孔に臭いを吸着すると言われています。

ただ。
冷静に考えると想像できると思いますが。。

多孔質とはいえ、その物量には制限があります。
孔がふさがってしまうようなことがあれば、
消臭効果は低減していきますよね。

なので。
下足入に入れっぱなしな備長炭は、
徐々に効果が薄れていくことになります。

どうするといいのかというと。
よく言われているのは、天日干ししたり
洗ったりするといいと言われてます。

そうすることで、孔の中に詰まっていた
においが解放されることになるんでしょう。

理屈はわかりませんが、実際に行うと
効果はかなり改善します。

そうそう。
備長炭と同じ仕組みで消臭効果があると
されてる建築建材があります。

珪藻土ですね。

一時期、珪藻土バスマットが流行ったので、
その言葉を耳にしたことのある方って、
多いんじゃないでしょうか。

建築では、内装仕上げの一つとして、
壁紙ではなくて、塗り壁の一種として、
珪藻土が使われます。

消臭効果の高い素材として認知されてますが。
先ほどの備長炭同様、そのままにしておいたら
効果は低減していきますよね。

壁や天井なので、取り外しできませんから、
空気の入れ替えをしたり、掃除したりすることで
効果を復活させることが必要になりそうです。

その他であれば。
リクシルというメーカーのエコカラットという
タイルも、消臭効果があると言われてますが、
珪藻土と同じく、多孔質な表面にすることで
その効果を発揮する内容になっています。

ただし。。
珪藻土もタイルも同じんなんですけど、
部屋全面に仕上げるくらいの面積がないと
効果は少ないです。

エコカラット等は、アクセント壁として、
部屋の一面壁程度しか採用しないことも。

そうなれば、効果はかなり低いですから。

明日は、別のにおい対策をお話をします。