木造住宅は来年から価格UPがさけられないか・・・

ユーザー 原田正史建築設計事務所 原田正史 の写真

木造住宅を設計する場合、準防火地域・法22条指定地域においては、防火設備戸は切っても切り離せないのがほとんどです。

いままでの防火設備戸は通則認定で許可されていて、その窓サッシ商品が市場には出回っていますが、それが今年の12月で終わって、来年1月から個別認定の防火設備戸にすっかり変わってしまうということ。

数年前のあるサッシメーカーの防火戸が、認定に満たないのが出回っていたということで、国土交通省が見直しをかけたのが始まりですが・・・。

いままでカーテンウォール協会がまとめて通則認定をしていたのが不可となり、各サッシメーカーが個別で、商品毎に、ガラスが違う毎に、それぞれを認定とらなければならなくなりました。

日本国内に4カ所しかない試験場はいま予約で満杯です。

すでに認定とれている承認も、補強材などがっしりと入っているのでかなりコストもかかっています。その証拠に商品価格も2倍!

来年から、木造住宅でかなり防火設備戸のサッシが使われますが、コストアップは避けられないでしょうね。