防蟻処理・シロアリ駆除にまもなくいい薬が
木造住宅を設計するときに、必ず検討する防蟻処理。薬剤に関して人体に影響ないとは言われているが、なんとなく高気密にするとどうかという疑問はついて回りますよね。
国の判断はどうか・・・建築基準法にもあるが、少しあいまいな部分もある。
住宅の品質確保の促進等に関する法律はどうか
第3条第1項に規定する評価方法基準
http://www.mlit.go.jp/common/000052960.pdf
この中に新築木造住宅の等級3に関して書かれているページがありますが、その中に各部位による防蟻処理のことが書かれています。
例えば土台に関しては、3つのうちの一つに該当すると、土台に接する外壁の下端に水切りがあれば、防腐・防蟻処理をしなくても良いということ。
そのうちのひとつ
(ⅱ) 構造用製材規格等に規定する耐久性区分D1の樹種のうち、ヒノキ、ヒバ、ベイ
ヒ、ベイスギ、ケヤキ、クリ、ベイヒバ、タイワンヒノキ、ウェスタンレッドシー
ダーその他これらと同等の耐久性を有するものに区分される製材又はこれらによ
り構成される集成材等が用いられていること。
・・・ベイスギはほんとに大丈夫だろうかという気はしますが、ひとつの基準としてとらえています。
しかし、瑕疵担保保険では防蟻処理をすることが基準になっています。
そして万が一、シロアリ被害にあったときに、誰が費用負担して駆除するか。
それを考えると安全策を取らざるを得ないのかな、とも思いますね。
ところで、京都大学の昆虫生態学の松浦健二先生のところで、産学共同研究で進められているシロアリの卵に似せた、殺虫剤入りカプセルはかなり期待できますね。
シロアリの卵の曲線にあわせた0.5ミリのシームレスカプセルを、あの森下仁丹カプセル開発部が開発し、大量に作り出すことに成功しています。そしてその中に、殺虫剤をいれておくことも。
実験をやっていましたが、シロアリの巣の近くに、そのカプセルを置いておく。
そうすると、働きシロアリはそれを卵だと思って巣に持ち帰る。
持ち帰った後、シロアリはせっせとそれをなめて、殺虫剤がやがて出てきて、それにより巣の内部から駆除できるというもの。
いままでの駆除では、木材の内部にまで潜んでいるシロアリを完全に駆除するのは難しかったが、この駆除カプセルができるとかなり期待できますね。
来年の発売の予定だそうです。
いいものを開発していただき、ありがとうございます。