建築家の設計事例

城下町に特有の間口が狭く細長い敷地に建つ住宅です。建物は土地の形状に沿った細長い平屋建てとし、重厚感のある大屋根を掛けて高さを抑えています。建物の中ほどに中庭のような機能を持つテラスを設けたことにより、光と風を取り込むとともに視線も抜けていき、内と外を緩やかに繋ぐ心地よい空間となりました。

リビングとデッキの床は、同じヒバの無垢材を使用する事により、内部と外部のつながり、そしてその先の琵琶湖への眺望という広がりを実現しました。
また、屋根、庇、北側の外壁には、基本的に錆びる事がなく100年以上の耐久性があると言われているチタン亜鉛合金を採用しています。

天井のアルミ格子は30×30と細い部材を用いることで、カラビナやS字フックにも対応させました。部屋を作り出す素材をテント生地にしたことで、壁と布の中間的な仕切りを作ることに成功しました。夏には蚊帳を吊るしています。

シンプルな外観とし、内部は吹き抜け空間のLDKを設け、2階には1階と繋がった(スキップフロア的)2階リビングも備えそこから屋外の木製デッキに出ることが可能。

半地下+スキップフロアの空間を生かした設計

「七郷の平屋」のオーナーは私のいとこです。
小さい頃からお互いを知っているので、相談してくれた時はとてもうれしかったです。
土地が大きかったのと希望もあり、中庭形式の平屋でプランしました。

構造的な優位性から30帖のワンルームを2階に配置しました。
無柱にすると共にサッシュレスのガラス窓を設ける事で視界がさらに広がります。

別々の部屋になっていたリビングとダイニングキッチンの壁を取り、約30帖の大空間のLDKに改修しました。天井を勾配天井にし、上部への広がりを確保しました。間接照明を利用した幻想的空間です。

住まいづくりはクライアント、設計者、現場監督、職人がこだわりをもち一緒につくりあげるところに楽しさや満足があります。
楽しさがあれば最大限自分たちの力を発揮できるのだと思います。
クライアントと設計者は話し合い最良の選択をします。

フィッツソーラーを搭載すること、共働きなので動線とくに洗濯〜乾燥〜取り込みをスムーズにしたいとの要望でした。

「機能・効率性が高く、収納に無駄がなく、家族それぞれの趣味や時間を大切にしながら、ペット(犬・猫)とともに暮らす居心地の良い住まい」を家づくりのテーマとした4人家族とペットの住宅。

鉄筋コンクリート造の構造補強を伴うリフォームのご依頼でした。

旗竿敷地に建つ2世帯住宅です。特殊な敷地形状に左右で完全に分離した2世帯住宅を長屋形式で計画しました。中庭を挟んでそれぞれのリビングが90度向きを変えて接しています。

現代的なボックス型の建物です。
しかし、伝統的な素材で建物を仕上げました。
そして、黒と白を使うことによってメリハリのあるモダンな建物になりました。
内部の漆喰は大きな藁を入れることによって質感のある壁になりました。

今回のリフォームでは、3LDKの壁を全て取り払って、水周りも一新。
壁と不要な梁を取り払った空間には、かつて見られなかった開放感が生まれました。
障子の向こうには明るい寝室が広がります。

家の裏手の里山には、石の露天風呂、菜園や果樹園、そしてそこに2階から直接出入りする為のブリッジ等々、住み手のライフスタイルや遊び心を満たすための工夫があちらこちらに凝らされています。

リビングの開口部(2.3m×4.8m)に木製ペアガラスサッシを採用し、豊かな広がりを得ている。
フローリングはメープルとクリ、壁は珪藻土と紙クロス、天井はサワラと紙クロスなどを使用している。

二世帯住宅への全面スケルトンリフォーム。
両世帯間の心地よい距離を保ちつつ、
それぞれが快適な空間を手に入れるため、
柱や梁の位置も大きく移動させるなど
大胆な空間の改革を実現。
内装材や断熱材、すべて自然素材に

鉄筋コンクリート造の共同住宅です。

住み慣れた家の雰囲気がシックで落ち着いた感じで、その雰囲気を残しながら新しさをプラスしました。
高齢でのお住まいですが3階建てとなるのでEVを設置したり、バリアフリーも考慮いたしました。

ページ