こども発達支援センター ポレポレの木
●設計事例の所在地:
姫路市
●面積(坪):
52.6
●建物の種類(大分類):
医療・福祉施設
●メインの画像:
●メイン画像の説明文:
発達が気になるお子さんのための児童発達支援・放課後等ディサービスの施設。
小鳥が気兼ねなく羽をやすめる大きな木々をイメージし、緑青色のガルバリウム鋼板による外壁が建物をやさしく包み込むような形状で、正面は木の優しさを感じられる色合いの仕上げを用いた。
またカラーガラスブロックを用い、カラフルな楽しい雰囲気を添えた。
●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
施設の性質上、子供たちが安全に使えるように、出来るだけ角が無いように外装、内装とも形状に気を付けている。それはガラス面や開口の鍵の形状・取付位置に至るまで、細部に至る部分も調整を行いデザインをまとめた。また木造で準耐火建築物とするうえで、ある程度仕上等の制約が出てきたが、燃えしろによる防火対策や、サイディングなども温かい木の色味が感じられるものを選ぶことで、優しい外観の建物となるよう心掛けた。
その他の画像:
外壁の細部の凸部は出来る限り面取加工を施し、出来るだけ角がない建物とした。
大きなガラス面も強化ガラス、飛散防止フィルムなどを用い、安全性に配慮している。
外壁はガルバリウム鋼板の一文字葺としている。鉄板という工業製品も職人の手によるムラが感じられることで、柔らかい印象を与えてくれる。
フリークライミングを設置した指導訓練室。
大きくとった開口は隣地の緑も取り入れる。
玄関廻りとトイレ。内装も杉板の腰壁を用いて柔らかな印象に。
下足入れもR形状を活かしたデザインとした。
畳コーナーのある放課後デイサービス室。隣地の緑が映える明るい勉強室として使用する。