湖南市の家(古民家のリフォーム)
完成写真が撮れなかったのですが、雰囲気が伝わる写真です。新建材やベニヤは使わず床は桧の無垢材のフローリング、壁は漆喰天井には無垢の杉板を貼った空間です。
風呂と洗面にはアルミサッシュを使いましたが、他はペアガラス入りの無垢の桧材を使った木製建具を建て込んでいます。手前に置いてあるのはダイニングテーブル用の栃の一枚板、これから余り材で私が脚をつくりました。
滋賀県の紫香楽から60年前に移築され何回かリフォームと増築を繰り返された家ですが、使い勝手が悪くその不便さと暗さに加え窓の無い風呂にトイレなどもあり今回リフォームというより大改造と言った方がいいような大規模な工事になりました。
工事期間中引っ越しすることもままならないので、生活しながら3期に分けて仮設部分はキッチンのみとして計画し施工しました。
トイレ風呂洗面にキッチン含めたLDKと連続した和室、既設玄関と連続した隣室が工事範囲です。
これも工事途中の写真ですが、和室です。
置いてある一枚板は居間に使う栃の一枚板です。床は琉球表の縁なし畳、框材の代わりに桧の無地の一枚板を使って襖下枠としています。
キッチン横の家事作業スペースです。パソコン置いての作業も可能。
早朝朝日が差し込んだばかりの写真なので奥のキッチンバックは映っていませんが、右の暗い部分にオープンキッチンがあり食器棚もすべて手づくりで無垢材を使って作り込んでいます。
パントリーもあり収納にはこと欠かない配慮はしてあります。キッチンの又奥に風呂トイレなどの水周りが続いています。
左奥が和室で居間との高さは20センチ、冬には掘込みのこたつを設置することもできます。
リフォームされたあとの外観、工事したのは中央玄関から右の部分で左の座敷空間は古民家のままです。
リフォームする前の外観、右側の平屋の倉庫は取り壊して6帖ほどの倉庫と家庭菜園を作りました。
玄関のアルミの建具を桧の無垢材でつくった建具に作り替えて、自然素材の塗料で周りの古色に合わせました。全般的に写真撮影している時間がなくわかりにくい写真で申し訳ありません。