草津の特別養護老人ホーム改修

●設計事例の所在地: 
滋賀県草津市
●面積(坪): 
約200坪
●建物の種類(大分類): 
医療・福祉施設
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

特別養護老人ホームのメインエントランスとデイサービスの改修。
エントランスホールは床から一体的に張りのばした硬質シートと連続する間接照明が特徴。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

ホテルのロビーの様な上質で落ち着きのある空間を望まれていました。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

できるだけ既存の使える部分は残しつつ、小さな操作で大きな変化を意識した事。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

築20年以上経つ特別養護老人ホーム内のデイケアセンターとメインエントランスの改修計画である。本改修で求められたのは、「ホテルのロビーの様な」落ち着きのある空間であった。
仕上の張替えだけでは元々の施設独特のスケール感が滲み出てきて、ホテルの様な上質で非日常的な空間にはならない。そこでこの施設のスケール感を決定付けている「ワイド巾木」と「直接照明」の2つの存在を消す為に、各居室の既存扉の上部に連続してLED間接照明を設置し、床から間接照明までを単一の硬質シートで貼り上げた。
既存施設の仕上げの割付け方を少しだけ変える事による空間の上質化を目指した。

その他の画像: 

玄関方向を見る。天井や扉、手摺などには手を加えず、全体の仕上げ材の割り付け方を少し変える事により、空間を劇的に変えることを試みた。

エントランス周りの作り付け家具。

玄関横の談話スペース。

改修前のエントランスホール。
暗さと冷たい雰囲気を払拭する事が課題であった。

設計者

ユーザー 加藤淳一建築設計事務所 加藤淳一 の写真
オフライン
Last seen: 2ヶ月 1週 前
登録日: 2015-08-28 10:38