蕨市のコートハウス
●設計事例の所在地:
埼玉県蕨市
●面積(坪):
45.5坪
●建物の種類(大分類):
住宅関連
●メインの画像:
●メイン画像の説明文:
コートからみた外観 コートにはウッドデッキを敷いて室内と一体的に利用。西日対策にトネリコ、シラキを植えています。
●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
旧中山道の風情の残る街区に計画した50代鋼板のご夫婦の対の住まいです。
敷地の中で一番環境のよい南西側にコート(庭)を設け、建物と格子状の塀で囲い、コートに対して大きく開いた計画で、太陽の陽射しを一日中感じることができ、窓を開ければ自然に風が流れていきます。
自然の恵みを取り入れながら暮らしてきた、日本の普遍的な住まい方を現在に継承し、庭と室内が融合し、響き合うようなコートハウスをめざしました。
その他の画像:
アクセントカラーの赤い玄関扉を開けると、視線の先に庭の緑が少し見える。天井の高さはあえて低く抑えています。左手はインナーガレージ。ガレージの奥の格子戸を開けると庭に繋がります。
天井の高いリビング リビングダイニングの先には和室が見える
リビングからコート側を見る。左上の高窓を通して光が奥深くまで入る。高い天井の仕上げは、ナラ化粧合板(突き板合板)の柾目。
和室からリビングダイニングをみる。
アイランドキッチン キッチン正面がダイニング 左手にリビング
キッチン近くの水廻り 左の洗面室の奥にはトイレ。右は脱衣室と緑の見える浴室。
2階へのスケルトン階段 右手の和室と中庭の間に設けた吹抜けのホール
深い庇が強い陽射しや雨を防ぐ縁側のような空間が、中間的な場所となりコートと室内を繋いでいます。
手すりを兼ねた本棚のある2階ホール。奥に見えるフリースペースは、将来の想定プランをベースにして窓や照明、エアコンを配置している。
2階のフリースペース 左手正面にベランダへの掃き出し窓。右手に屋上への階段。