急斜面に立つ、橋の家
急斜面の道路側から撮影した画像です。こちらからは平屋建てにみえます。
■名古屋市守山区の金城大学の向かいに建つ、森に囲まれた急斜面に建つ、橋のような住宅。
■2方向の急斜面(30度以上の傾斜地)に建設致しました。
通常ありえないような敷地であり、どのように立てることができるか、また建築可能なのかを悩んで見えました。希望としてはインナーガレージとしたいとのことと、サーフィンをされるのでサーフボードをデイスプレイできるような空間が欲しいとのことでした。できれば、入浴時、森の自然を楽しむことができるような家が欲しい。
とにもかくにも、急斜面であることを、逆手にとって通風や眺望を確保した設計であったこと。
地下室を造っていないので、将来にわたり、漏水の心配は無いこと。
■名古屋市守山区の金城大学の向かいに建つ、森に囲まれた急斜面に建つ、橋のような住宅。
■2方向の急斜面(30度以上の傾斜地)に建設致しました。
その為、地震時における、土砂崩れに対応した基礎構造を設計しております。同様に、基礎構造に多大な費用がかかりそうでしたので、2つの基礎構造に分け、その上に橋のように2階部分を設置しています。
それにより、通風を良くし、湿気の原因となる地下室を造らない設計としています。
■2か所の強固な基礎に橋のように渡しかけた住宅です。1階へ降りていく
階段はまるで宙に浮いているようなガラス張りの階段室です。
一般的な設計であったなら、既存の斜面を半分近く掘削し、地下室を造り、その上に建設する案になるかと思われましたが(事実、隣に立つ父親の家がそのように建設されています。そのため地下室を造る施工費が相当かかっていました。)基礎を半分にし、地下室を造らないように設計されていた点が、優れています。
それにより、2階から1階へ降りて行くガラス張りの階段からは、いつも自然の中にいるような感覚があり「日常、味わうことがないような空間を楽しんでいます」
又、1階にある浴室も、森を見ながら入浴できる点が気に入っています。
アプローチ道路側からみた、玄関と、インナーカーポートです。こちらからは平屋建てになっています。
インナーガレージからみたガラス張りの玄関
モダンスタイルのLDKです。
ガラス張りの階段です。奥に浴室が見えます
森を眺めながら入浴できる浴室です
1階の寝室です。浴室同様、森の自然をいつも感じられるような部屋です
モダンデザインの部屋から見える、LDKからみた、窓越しの森です。
急斜面下から見た画像です。
敷地の断面と、建物がどのように設置しているかの図面です。
2方向への30度以上の傾斜地であり、1階部分に寝室、浴室、クロゼット、2階部分が橋のようになっています。
タイトル通り、橋の家のなっているLDKが浮いている画像です