福知山 海眼寺 庫裏改装工事
●設計事例の所在地:
京都府福知山市
●面積(坪):
116㎡(35坪)
●建物の種類(大分類):
その他
●メインの画像:
●メイン画像の説明文:
住職の執務スペースは、間接照明を基本とし、心を静めて仕事をしていただける空間です。(上段の2枚)
海眼寺さんの台所は檀家さんもお使いになりますので、半公共空間のLDKです。 広いスペースには蓄熱暖房機を設置しています。 (下段の2枚)
●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
庫裏とは住職やご家族のお住まいのことで、大抵の場合檀信徒さんがお使いになる座敷や書院、寺務所などを兼用する建物です。
昭和34年に新築され約50年強の風雪に耐え、この度改修工事の運びとなりました。
外観はそのままに、内部を現代の生活に合わせてリフォームします。
伝統工法で建てられた建物の耐震補強は、京都の古い町家と同じくただ強度を上げれば良いというものではありません。
適度に傾きながら地震の力をいなして崩壊を防ぎますので、補強方法も一般木造とは少し違います。
その他の画像:
小上がりのある和室の奥の壁と吊り戸棚には 地元の和紙職人ハタノワタルさんに黒谷和紙を貼っていただいています。
鴨居はボルトで釣ってガラスの欄間をはめ込み、雪見障子と合わせて上下で視線を通すことで室内に軽快感、開放感を与えてくれます。(上段の2枚)
オールステンレスキッチンは、質感も良く細かなデザインにも配慮があり、IHヒーターやシングルレバー水栓付きですが安価ですので、セカンドキッチンにお薦めです。
寺院 全景