レイヤード邸

●設計事例の所在地: 
埼玉県川越市
●面積(坪): 
106.39㎡(32.1坪)
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

市街地でもポツンと残る森。この小さな自然を最大限に取り込むことが出来れば生活そのままに別荘のような暮らしを得られます。建て主は30代のご夫婦。 ご主人が生まれ育った愛着あるこの森との良い関係を作り出すことが この計画のテーマになっています。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

雑誌などで見ていただいて過去の作品を気に入っていただきました。その後 実際の建物も見ていただき自由な発想で考えた生活の楽しさを肌で感じていただきました。また、その時ジャムズと家を建てるということを全て経験した先輩建て主さんのお話を聞けたことも参考になったのではと思います。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

敷地は建て主さんのご主人のご実家の土地の一角。森に面した南側に位置するため 実家母屋へ日差しを確保する必要がありました。そのため計画では高さを抑えています。このことが森に浮かぶ船の様なデザインを強調しています。森を切りぬいたような大開口はレベルを下草の高さより上げています。スキップフロアにより歩を進めて上がっていくと森の中を浮遊しているような感覚を得られます。多趣味でアウトドア好きのご夫婦が家の中でも森の空気感を感じられるような家になったと思います。

依頼者の声: 

スキップフロアの大きな空間は居場所もたくさん。使い方も自由自在。「階段をいす代わりに思い思いの場所に座れるのが気に入っています。それに、リビングがステージみたいなので、友人が来て音楽をかけると居ながらにして音楽フェスのようですね」とご主人。楽しんでいただけているようで何よりです。

その他の画像: 

高さを押え水平に伸びた形を生かし、森の中からも建てものが美しく見えるようシルエットに注意を払いました。ディテールは少しゴツゴツした印象にするために屋根・壁共に竪ハゼ葺きにしポンチ痕をつけています。

実家の母屋が北側になるため日陰をつくらないよう建てもの全体の高さを抑え勾配屋根にしています。

L・D・K /内部壁・天井はラワンベニヤに塗装で色をつけたもの。見上げると小屋組みの開きを抑える張弦梁が連続しています。

ロフト デスクスペース

ロフト /キッズスペースとして使用。中央で家具仕切りをして2室として使うこともできる。

内部全景 /内部はスキップフロア。どこからでも森を見ることができ、螺旋状にフロアを上がっていくと森を浮遊する感覚を得ることが出来る。

寝室

玄関側夕景

設計者

ユーザー ジャムズ 一級建築士事務所 仲條 雪 の写真
オフライン
Last seen: 2年 2ヶ月 前
登録日: 2015-12-02 14:41