宮崎の家
リビングとダイニングをゆるやかに仕切る壁。全体の気配がつながり、奥行感のある空間構成ができています。
華美なデザインではなく、心地よく落ち着く、でも上質でラグジュアリーな家を望まれていました。
依頼者ののお母様の家のリフォームをして。
この住宅は、宮崎県宮崎市の中心部にあり、都市の中でいかに快適かつリラックスできる環境をつくることができるかを考えて計画を進めました。
建物は3階建+ペントハウスの構成で、1階を夫の事務室やエントランスホール等のオープンなパブリックスペースに、2階をリビングやダイニングなど家族やゲストを招き入れるセミパブリックスペースに、そして3階から上を寝室のあるプライベートスペースとしています。
建物中央に位置する階段は、主要な構造壁であるとともに、空間同士をやわらかく仕切り、奥行感を演出する効果を出しています。
また、全体の統一感と部屋ごとの個性を引き立たせることを狙って、当初から家具やウィンドウトリートメントのデザインも並行して進めました。
母の家のリフォームのときに、実は他の設計者と進めていて、イメージと違うデザインに悩んでいたところ、友人の紹介で深山さんに出会うことが出来ました。自分の価値観を押し付けるのではなく、じっくりと母の好みを探り出す姿勢を見て、自分の家の設計も深山さんにお願いしようと決めていました。
自分たちにははっきりとしたイメージはなかったけれども、しっかりと好みを汲み取ってくれ、自分が想像した以上の素敵な家になり、満足しています。
ソファやカーテンもひとつひとつ一緒に東京のショールームで選び、大きな模型に家具やカーテンまで作り込んでいるのを見た時は感動しました。
遠い宮崎にも関わらず、毎週工事現場まで来て頂き、ありがとうございました。
リビングルーム。ソファはアルフレックスのGALE。
キッチン、ダイニング。
キッチンや洗面などはamstyleにお願いしました。
マスターベッドルーム。ベッドやカーテンはニーディックでチョイス。クロスはテシードの輸入クロスを使用。
浴室。
子供室。家具はIKEA。
窓まわりのディテール。
子供部屋。
トイレ。
玄関。床にはスワロスキーを埋め込んでいます。
外観。過剰なデザインをしないようにしています。