雷山の別荘 絶景を楽しめる温泉のある別荘

●設計事例の所在地: 
福岡県前原市
●面積(坪): 
敷地面積:973.68㎡(294.5坪) 建築面積:384.96㎡(116.4坪) 延床面積:423.30㎡(128.0坪)
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

雷山の別荘

佐賀県との県境に近い雷山の中腹、遠く玄界灘を望む別荘地に建つ別荘の計画です。
傾斜地の細長い敷地形状に合わせ、長さ約40mのゆるやかな弧を描く平面形が、連続するトップライトを持つ切り妻の瓦屋根によって覆われています。眺望の確保と、高いレベルで接道する前面道路との関係から、建物本体はピロティー形式の高床構造となっており、ずべての部屋はゆったりとした奥行きのある展望バルコニーに面してリニアに配置されています。

エントランスドアを開け寒緋桜の植わった中庭を見ながらエントランススペースを下ると、テンションロッドの連続する屋根架構が特徴的なギャラリーに導かれます。ゆったりとした幅員を確保した廊下を兼ねたギャラリーには、絵画を展示するためのスペースとしても利用されます。

室内は、約30畳のリビングダイニング、独立したパウダールームを持つ2つのベッドルームと和室、供給される天然温泉を利用した浴室などで構成されており、屋根架構を現した高い天井高と電動ブラインドが内蔵されたトップライトからの明るい光が特徴的なインテリアとなっています。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

トップライトを含む居室の開口部にはLow-eペアガラスを採用、屋根、壁面には通気層を持つ高い断熱性を確保し、床吹き出し方式の空調を採用するなど、快適な居住環境の確保と環境負荷の低減を目指しています。

その他の画像: 

建物外観

空中に持ち上げられた平屋のボリューム。緩やかな弧を描く連続的なトップライトのある瓦屋根が特徴的です。

エントランスホールと階段

玄関から寒緋桜の植わった中庭を回り込むようにエントランスホールへと導く階段。
壁面の鉄平石の小端積みとスチールサッシのシャープなディテール。

エントランスホールと階段

玄関から寒緋桜の植わった中庭を回り込むようにエントランスホールへと導く階段。
壁面の鉄平石の小端積みとスチールサッシのシャープなディテール。

エントランスホール

寒緋桜の植わった中庭を眺めることのできるエントランスホールです。鉄平石の小端積みの表情のある壁が特徴的です。

構造体の現されたリビングダイニング。

大断面の集成材とテンションロッドによって実現した約30畳の無柱空間のリビングダイニング。

暖炉を中心にリビングとダイニングが配置されています。大きな窓からは福岡と佐賀の県境にある雷山の山々の景色を眺めることができます。中央の暖炉は、オリジナルのデザインで本体部分は上部の屋根から支持されており、耐熱ガラスのスクリーンを通して、炎と背景の景色が一体となるようなデザインとなっています。

天井に設けられたと連続するトップライトは採光と中間期の自然換気に機能します。

天井の高いベッドルーム

構造材が現しとなった勾配天井のベッドルーム。リビング同様大きな窓からは福岡と佐賀の県境にある雷山の山々の景色を眺めることができます。

パウダールーム

ガラスモザイクタイルの透明感のある壁面。間接照明で明るく印象的な空間となっています。

和室

ゲストルームを兼ねた和室。中央の畳を取り外すと電気式の炉が用意されており茶室としても利用できるように計画されています。

開放感抜群の浴室

二方向の大きな窓を開け放つと露天風呂の雰囲気を味わうことのできる温泉浴室です。

敷地に供給されている温泉を24時間いつでも利用できるように計画されています。窓の外には雷山の山々の景色が広がり、ヒノキの丸太にあたまを乗せてのんびり景色を楽しみながら入浴できます。

パノラミックなデッキスペース

36mの長さのあるパノラミックなデッキスペースです。どの部屋からもりようすることができ、福岡県と佐賀県の県境にある雷山の山々のパノラミックな景色を楽しむことができます。

設計者

ユーザー TAPO 富岡建築計画事務所 富岡真一郎 の写真
オフライン
Last seen: 1ヶ月 5日 前
登録日: 2012-07-24 10:13