~子供の好奇心と大人の遊び心をかきたててくれる~  “スキップフロアの暮らしを愉しむ家”

●設計事例の所在地: 
山口県下関市
●面積(坪): 
64.3
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

目指したのは 家族の絆が育まれる目的をもった遊び心のある住まいです。
日常生活の中で自然なコミュニケーションが図れるよう動線を
垂直方向と水平方向につなげ家全体に回遊性をもたせました。
インナーガレージ、リビングゾーン、寝室、ファミリースペース、子供室、ロフトからなる
6層の変化をもたせた空間が流れる様に繋がる空間構成としました。
近隣からの視線を気にすること無く安心して寛げるよう考慮しました。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

 ゲストルームの南側に小上りのスケルトンの子供室を配置しました。緩やかに進む子供室の個室化には
間仕切収納で対応します。ドキドキしながらブリッジを渡ると そこには、16帖のロフトが広がり
ます。ここは、好奇心と冒険心を満たしてくれる秘密基地。イマジネーションを育みます。

依頼者の声: 

元々、私は家を建てるときには設計事務所で設計してもらいたいという思いがありました。
しかし、土地を購入した不動産屋の紹介で、工務店で設計してもらうことになりました。設計事務所を構えている方の設計だったのですが、すごいシンプルで誰でも書けるようなデザインであまり面白みのない感じがして、私はこれで良いのかと疑問に思っていました。
そんな中、工務店側が見積もりの段階で当初の金額と大幅に違った金額を請求してきたことから、話がこじれて契約をなんとかやめさせてもらいました。
その後、他の工務店に行って設計してもらったり、設計士さんにも何人も会って話を聞いてみたりしていた中で西薗先生と奥様に出会いました。
主人は西薗先生のことをすぐに気に入っていましたが、私は前例があったために最初は本当に大丈夫なんだろうかとすごく不安でした。家についてはじっくり考えたいという思いもあり、先生からはゆっくりで全然構わないとおっしゃっていただいき少しホッとしました。月に1回くらいのペースで先生と奥様に来てもらったり、一緒にショールームを回ったりしました。途中で近くに人体に影響を及ぼす洋上風力発電の建設計画が持ち上がり、このまま家を建てるのが不安になったりして計画進めるのが更に遅くなってしまいました。その間ショールームには何度も何度も足を運んで自分達の好みの物を選んだり、また家を建てている途中でも、発注するギリギリの段階まで待っていただき一つ一つ材料や色を決められたことが、私としては嬉しかったです。ハウスメーカーや工務店、他の設計士さんでは、ここまで何回も打ち合わせに付き合ってくれなかったのではないかなと思っています。実際、他の設計士さんは設計が終わって建て始めたら仕様の変更は受けないと言われたりもしました。
それから、相見積で他と検討した結果山下建設さんを選定し、施工をお願いして良かったと思っています。先生が私達側の立場で値段交渉(私達には細かい見積もりの金額が妥当なのか分かりません)や設計管理をして下さったので安心できました。また外構に関してもどうしようか悩んでいたところに造園の白石さんをご紹介していただいき、西薗さんのデザインと白石さんの丁寧な仕事により素晴らしい造園が出来ました。先生に探していただいた外構の花ブロック、プロノさんにお願いしたオーダーキッチン、タイルを使った洗面から浴室のデザインなど自分達の思い描いていたものになりどれも気に入っています。
先生と奥様と出会って長いようであっと言う間の3年間でした。自分達でじっくり考え、先生にもたくさん考えていただいたおかげで松嶋家の住まいかたに合った家が出来たと思っております。西薗先生にお願いして良かったです。本当にありがとうございました。

その他の画像: 

ホールの引き戸を開けると そこには南東と北東のパティオからの陽光と植栽の緑に包まれた天井高
3mの大空間が広がります。キッチン、ダイニング、リビング、和室の「リビングゾーン」は、合せて32帖大
の広々空間です。遠景の山の稜線を背景に 敷地いっぱいに広がる樹木に包まれたアウターリビングは、
リビングゾーンの空間延長として視覚的に数倍にも広がります。

設計者

ユーザー 西薗守 住空間設計室 西薗守 の写真
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Last seen: 1週 1時間 前
登録日: 2012-07-24 10:20