ギャラリーS ― ワインバーのあるギャラリー ―
●設計事例の所在地:
東京都中央区
●面積(坪):
22
●建物の種類(大分類):
商業施設
●メインの画像:
●メイン画像の説明文:
展示空間
作家の作品を目立たせるために極力シンプルにしている。ただ照明は重要なので、照明家の戸恒浩人氏にアドバイスをもらう。同じような美術用スポット照明器具でもメーカーにより光の質が全く違うことを学んだ。
建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望:
展示空間は作家の作品を生かすためシンプルにする。ヨーロッパで商談のためのワインバーがあるギャラリーを見て気に入ったので併設したい。
依頼者があなたに依頼した決め手:
美術を通した古い知己。お互いの仕事の仕方について理解と敬意を払う関係であった。
●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
銀座のギャラリーのインテリアデザイン計画。特徴はオーナーの希望でワインバーを併設したこと。
照明計画で建築のどこをどう照らすかということは考えられるが、そのための光源(メーカー、器具、光源による光の質)をどう選ぶかはとても難しい。そのため重要な照明については照明家にアドバイスを求めることが多い。今回も戸恒浩人氏のアドバイスに従いオーナーと共にメーカーによる違いを比較して器具を選択した。
依頼者の声:
展示室もワインバーも気に入っている。ビル内の他の入居テナントから設計者についての問い合わせがあった。
その他の画像:
改装前と改装後
ワインバー
壁の1面をすべて鏡貼りとしているので部屋は写り込んで倍の大きさに見える。
作品を展示し楽しみそして商談をする空間。
入口
何の変哲もないワームグレーの扉であったので、横の壁を50㎝程同色のダークグレーとし、
赤いフィルムで矩形と線を入れて扉と壁を一体化しサイン機能を高めた。