垂井の家
宿場町として栄えた町の一角、住宅の建て替えです。建て替え前の軒を抑えた外観を継承できるよう要望をまとめ、全面道路からの見掛けに高さを抑えた屋根構成を考え落ち着きのある計画をしました。外観に調和の取れた和モダンの住宅を演出する落ち着きのある玄関ホールとしました。
当社に声をかけていただく前に、数社設計依頼をされていたようですが、要望に沿ったプラン提示がなかなかいただけない中、お声掛けをしていただきました。
二世帯住宅の家族のご要望をひとつひとつ間取りの落とし込めるようプランを検討し、和モダンの外観での提案をまとめられたこと。
宿場町として栄えた街並みを崩さぬよう、和の要素を現代の要望にちりばめながら、和モダンの建築を提案できるよう考慮し、ピーラー材を外観に多く用い、自然素材を取り込む様に心がけました。
外観の和モダンを演出する要素として、メインファサードとなる南玄関にホールへの明かり取りにも兼用できるよう木製の制作格子戸を計画しました。町をお施主様と散策しながら、参考にできそうな玄関引き戸のデザインを話し合い格子の間隔をデザインし、「想像以上に明るい玄関になりました。」と、建具を立て込んだ瞬間から、喜びのお声をいただくことができました。
建物の軒を低く意識し屋根の形状を計画。
お施主様と格子の間隔を話し合った、玄関格子戸。
玄関ホール。吹き抜けに階段を計画し、二階から光を落とす。
構造の梁を見せ一部折り上げ天井を計画したLDK。
家族全員でキッチンで料理がしたい。という要望に応えるべくアイランドシンクでのキッチンを計画。
一階のLDKと同じテイストを演出する表しの梁がある二階ホール。
部屋への日あたりを確保しながらも、軒下を物干し空間とできるバルコニー
木製の梯子を掛けたロフト空間のある子ども部屋。温かみを演出。