松栄の家
●設計事例の所在地:
滋賀県甲賀市
●面積(坪):
35.00坪
●建物の種類(大分類):
住宅関連
●メインの画像:
●メイン画像の説明文:
リビングからキッチンを見る。
●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
本計画は東西に間口5.5m×奥行32mという京都の「うなぎの寝床」のような敷地に計画されたプロジェクトです。そのため南北は建物に囲まれ非常に採光と採風が確保しにくい条件でした。そこで本計画では主要な用途を二階に配置し、凛として佇みながらも周辺環境に溶け込む浮遊する長屋を構築しました。そして接道となる前面側と実家の敷地に繋がる裏側のどちらからも動線が確保出来るように浮遊した長屋の一部をピロティとし、屋根のある半屋外空間として長い路地空間を確保しました。
建物全体としては出来る限りコンパクトに無駄な用途を省き、その代わりに内外部に余白を創り出し、そこに樹木や植物を配置することで家のどこにいながらでも自然を感じ季節や時間の変化を楽しむ豊かな空間を確保しました。この無駄のないすっきりと落ち着いた和の空間は、クライアントの日常に芸術的な自然の変化を日々与えてくれます。
その他の画像:
外観(冬)
坪庭
玄関・坪庭
キッチンからリビングを見る。
キッチン
アプローチ(冬)
ダイニングからバルコニーを見る。
寝室から中庭(冬)を見る。
キッチン
ダイニングを見る。